同じように 大師号を頂戴した名僧知識というのは日本にも いっぱいいたはずなんですけれどもやはり 大師というと 弘法様の名前が一番最初に登場する訳で。 何と言ったって水戸黄門という事になるんですね。 だから 昔から 講談の世界では「太閤は秀吉に奪われ黄門は水戸に奪われ」。 え~この水戸黄門様の講談ですが講談界に2つのお話が残っているんです。 「水戸黄門記」というのが一つ。 もう一つが「水戸黄門漫遊記」といっております。 で また今日はその「水戸黄門記」の方で申し上げる訳でございますけれども。
まあ せっかく注文もしたものであるからそれでは食してみよう」とお箸を取り上げてめぇの三杯酢というのを口に運んでみたんだがどうも この ぬるぬるしてあんまり おいしくございません。 このような絵柄は 初めて見たが平生であるならば帆掛け船に雁金葦に雁金なんぞという図柄はよく見かけるものであるが大いなる松に数十羽の雁金が羽を休めるという。
蝦夷地の方に生息をしておりますけれどもあの 蝦夷地が雪で覆われまた 氷で閉ざされてしまいますと餌を求める事ができませんので雁金は しかたなく蝦夷地の箱館という辺りからはるばるとこの 奥州から東国まで飛び来るんだそうでございますなあ。 東国の方に参りましてやがて その地で年を越しまして年が明けまして 蝦夷地が雪が解けるような季節になりますとまた 懐かしい ふるさとに帰ろうというつもりでございましょうから東国から あるいは 奥州から蝦夷地の箱館の方に戻っていくのでございます。
聞いた水戸黄門 光圀公がびっくり致しました。 「金葉集」の中に「常盤なる 国より来る 雁金のしばし やすろう 箱館の松」という有名な歌が入っているそうで。 水戸黄門 光圀公がびっくりしたというのはほかでもございません。 言いますのは 常陸国 太田の在西山村に西山荘というご隠居お屋敷を建てたんです。 なんと 水戸様のご隠居様はなんと 茅葺きのご隠居屋敷にあのお方の人格の優れているという事がこれからも察する事ができるのでございます。 「水戸黄門」って銘柄がある。