今日の兼題は「虫時雨」です。 ですから「虫時雨」も高くなったり低くなったりというそういう表情があると思えばいいでしょうかね。 私 やろうか?あっ 一緒にやります?実はですね これは ちょっと難しいんですけどもある方法を使うと虫時雨…。 多分 こういうこの独特な音の重なりが虫時雨なのかなっていう…。
「虫」から「虫すだく」「虫時雨」って何か 動詞の変化じゃないけど変化形を見ましたね。 こんな声なんですけどもこれが 例えば鳴いてる状況を「虫時雨」と歌ってもこれは どうでしょうか?単品だと 「轡虫」でやっぱり 秋の虫っていうのは基本的に きれいな声がイメージですけども 意外と こう…簡単に汚いって言っちゃ悪いですけども 美しい鈴のような音とは違う虫もたくさんいるので…。
私が 特に虫の声の時に当然 皆さんそうだと思うんですけどよ~く 耳を澄ませて虫に集中する時のあの感覚を 「薄き硝子」という鼓膜のこの表現ですね。 小猫さんの耳も薄い青い美しい硝子の鼓膜で出来てると思ったら 何か もう見え方が違ってきましたあなたの風貌の。 6番の「ここは沼だったのですよ虫時雨」。 あの~ 夏井先生の選評 聞いて音から匂いに転じるそれから 虫時雨って何か きれいだけどどこか頼りないような感じ。 匂いが その虫時雨に取り囲まれるような音に また変わっていくような何か ゾクゾクッとしました。