こうして生まれた全体主義体制はやがて ユダヤ人大虐殺にまでつながっていきます。
要するに権利とか 自由とか民主主義とかのレベルじゃなくて世界全体の動きのようなものを示してくれるようなものが要するに通常の政党をこえたものが何か こうだんだん求められていくと。 アーレントは 大衆が「嘘の世界」に魅了されていく過程をバラバラの 単なるアトムのようになっていったのです。 それを示してくれたのがナチスのような「世界観政党」です。 ナチスは 「大衆」に向かい現実的な利益ではなく「世界や社会の本来の在り方」といった理念「優良な民族の歴史的使命」といった「虚構の世界」を訴えました。
この仕組みって 90年代半ばのあのオウム真理教事件の時の報道で何か そういう人心掌握術がヒトラーどこまで意識的にやったのか分かんないけれど結果的にものすごく うまい事をやった。