100分de名著 歎異抄 第1回「人間の影を見つめて」

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この番組のまとめ

4週にわたって「歎異抄」の魅力に迫ります。 ♪~「100分de名著」 司会の…例えば 先月この番組でご紹介した司馬太郎さん。 「歎異抄」ですが ずばりどんな本と言えるんでしょうか?伊集院さんなんかは 仏教と聞けばどういうイメージをお持ちでしょうか。 浄土真宗のお寺の住職である釈さんはこれが タイトルの「歎異抄」ですね。 「歎異抄」の執筆動機が書かれた文章なんですね。 「自見の覚悟」「自分勝手な解釈を振り回して他力の教えを乱してはいけません」。 赤文字で「易行」 そして赤文字で「他力」じゃないですか。

これ 本来 仏教の大切な教えなんですけどもあまり よくない事として転用されたりするので他力本願もですね…「人任せ」というようなそんな意味に使われてますよね。 ただちに阿弥陀仏は その光明の中に おさめとって決して捨てないという利益をお与え下さるのです。 阿弥陀仏の本願は老いも若きも善人も悪人も分け隔てなさいません。

京都にいた親鸞様の元に 関東からはるばる弟子がやって来て念仏について 教えを請いました。 あらゆる修行を 徹底的にして学問もしたんですけどもどうしても こんこんと湧き出る煩悩をですね念仏すれば 誰もが救われると説いた 法然の教えは武士や庶民の信仰を集め広まっていきました。 しかし やがて旧来の仏教勢力から糾弾され法然と親鸞は 四国と新潟に流罪。 4年後に赦免され関東に移った親鸞は僧侶でも俗人でもない非僧非俗として庶民と生活しながら教えを広めました。