100分de名著 歎異抄 第2回「悪人こそが救われる!」

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この番組のまとめ

「悪人正機説」などと 日本史の教科書にも出てきたりしますよね。 阿弥陀仏は そのような苦悩を深く かなしまれて本願をおこされたのでありその願いのお心は 私たちのような悪人を救いとって仏にするためなのです。

間違ってる人を排除しようとしてるわけだから正しいんだって時に 何か余計な暴力性が出ちゃったりとか何か 自分の中に眠ってるものが乗っちゃったりするというのはありますよね。 仏教って なかなか面白い宗教でこれが正しい行為これが間違ってる行為というふうに分けちゃわずに…これ結構 現代人 考えなきゃいけないところじゃないかと思うんです。 親鸞は 自分も唯円と同じく心悩ます煩悩から逃れられてはいないと語りました。

流罪先の越後そして 流れ着いた関東で当時の社会では彼らは 低い身分として蔑まれ自分も何ら変わりない。 鎌倉時代の百科事典に「塵袋」というのがあるんですがその 「悪人」の項目を見ると例えば 殺生をする事とか全部 もう「悪人」の部類に入ってるわけですね。 今回 「悪人」をテーマにお話を進めてきたんですけども自分では 煩悩をたてない自分では 悟りを開けないというその人という面があります。