NHK短歌 題「貝」

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この番組のまとめ

作家の津村記久子さんです。 そういう静かな語り口なんだけど突然 この小説の冒頭でいきなり うどんが一本ピュッて流れてきたりとかですね突如 表れてくるもののズレっていうのかなその空間に生きている人間たちの生き生きしたところが非常に美しく描かれていて短歌的でもあるなと思ったり大阪生まれの同級生。 月山は 修験道の山として知られていますけれども最初 法螺貝のボーッという音から入りましてねそれが 眼前の月山 今 登っている月山の景に映ってそして 更に 残雪が見えてその遥か向こうに日本海が見える。

この人 アサリの味噌汁出せる人なんだっていうようなそれが きっかけで恋に落ちたという歌かなとも思ったんですが。 貝塚か何かから シジミが出てきて君は まるで蝶々を捕まえるようにシジミを こうやってつまんでシジミ一つで 延々と百億年の歴史を語りだすというちょっと オタクっぽい君なのかなとも思うんだけどそんな君が 美しいというか蝶を捕るような美しさがあるっていうのでちょっと不思議な憧れも抱いてるというような感じがして爽やかな歌だなと思いました。

さて 今日のゲスト作家の津村記久子さん黒瀬さん お二人の共通の大阪をテーマにまた お話伺いたいと思います。 僕 27ぐらいで 大阪離れて東京 行ったんですけどねそれまで 僕 自分の中で大阪的なるものっていうのに反発 抱いとったんですわ。 でもね 大阪から出て東京に行ってねもう どうしようもなく自分が大阪人やっちゅうのを思い知らされたっちゅうかねそういうのが あったんです。 何ちゅうかね 大阪の人間って相手が期待する大阪人の像みたいなものをコスプレするっちゅうかまねするっちゅうか。

大阪弁の歌なんですけれども…。 ご自身を重ねたりとかっていう事どれくらい重なったりとかってそういう事って思われますか?全く 自分自身と関係ない人っていうのを書くのは楽しいですけれども一個 小説があれば 誰かは自分の言いたい事みたいな代弁してるので 重なる事は結構あると思います。 僕も 大阪弁の歌に挑戦してみました。