こころの時代~宗教・人生〜「インドの大地に再び仏教を」

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この番組のまとめ

毎年10月に行われる出家得度式では佐々井さんが儀式を執り行います。 カースト制度のもとでいわゆる不可触民として差別されてきた人々が生まれによる差別を否定する仏教へと改宗したのです。 佐々井さんは 仏教の聖地を取り戻す運動を続けています。 佐々井さんを厳しい闘争へと突き動かしてきた差別に対する 大いなる怒り。 今年6月 佐々井さんは父の墓参りに向かいました。 深い深い不幸の罪をおわびすると共に佐々井家先祖代々のご回向を申し上げます。

同じ頃 佐々井さんは地元で平家岳と呼ばれていた山に入り原因不明の病に倒れます。 時々 先生が来て「佐々井さん 少し休んで本でも読んだらどうですか。 住み込みで 布団の綿を商う店で働き始めますが佐々井さんは 自らに絶望し自殺未遂を繰り返すようになっていました。 中里介山の書いた「大菩薩峠」の主人公である 人斬り「お前はここで死んだ」と。 命を救ってくれた寺で佐々井さんは 僧侶になるための修行を始めます。

ナグプールは 仏教徒が多い町として知られています。 仏教徒や キリスト教徒や イスラム教徒が戦っているという。 ところが 隣の仏教徒がけんかをしてね 回教徒と。 ナグプールの仏教徒たちは貧困から抜け出せず苦しみ あえいでいました。 佐々井さんは 命の危険を顧みず自分に何か出来る事はないかと仏教徒の家々を回りました。 ナグプールで 佐々井さんは仏教徒が心を寄せるある人物の存在を知ります。

無銭乗車で 切符も買えないで切符もらわないで州会議員とかね 雄弁家だ 雄弁家。 言葉を言っても 分からんしね途中でね「ジャイ・ビーム ジャイ・ビーム」という音が盛んに起きておったんだ。 感動 感激した時は 「ジャイ・ビーム」。 この 乞食坊主みたいなねどこの坊主か分からんやつがね指導者でも何でもないやつがねいきなり マイクをつかんでね「ジャイ・ビーム」って やってるからね。 その時は 「ジャイ・ビーム」という言葉の意味は。

佐々井さんのもとには絶えず 出家希望者が押し寄せこれまでに 1,000人を超える人たちを導いてきました。 今は 佐々井さんら僧侶がお経を唱え 手厚く葬ります。 佐々井さんは僧侶としての務めだけでなく一人の人間として町の人たちのさまざまな悩みや相談に応えてきました。 今や 佐々井さんはインドの仏教徒にとってなくてはならない存在となっています。