SWITCHインタビュー 達人達(たち) アンコール「長塚圭史×舟越桂」

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この番組のまとめ

へどが出たわ!狂気や非日常 虚実せめぎ合う不思議な世界観は若者たちから圧倒的な支持を得てきた。 舟越の生み出す作品は静ひつで めい想的な独特の雰囲気を醸し出す。 更に ベネチアビエンナーレやドイツのドクメンタなど結末を決めて作る事はないんですね。 変な時に…頭の中では どんなにバカやってるテレビ見てる時でも…作品が だいぶ 少し進んだ時に…♪~全身像ではなくあえて上半身のみを切り出した…他に類を見ない舟越の作品は彫刻界に新風を巻き起こしてきた。

普通に美術館とかでいろんな彫像とか ブロンズ像とかいろいろ 僕も 海外とか行ったりしても 見ますし…とは 明らかに居方が違うというかそれに 多分僕は やっぱり非常に驚いてそれと さっきも お話しした途切れてる その途切れ方がものすごい…。 筋肉の状態 どうするかとかっていうのは…もう それで 細部…腕の形なんか ただの丸棒みたいになってるけれどもアトリエの2階に舟越のデッサンの秘密が隠されていた。 先端に鉛筆を固定した竹刀と木刀こそ 舟越の秘密兵器。 以後 舟越は木彫彫刻の奥深さに目覚めていく。

つまんなくなってきててそれからロンドンに行ったっていう何か 舟越さんどうだったんですか?何か そういう変化ってありました?実際にはねそんなに突然の変化はなかったんじゃないかなと思うんですけど。 ただ 1年間ロンドンにいたっていう経験は日本人の あの人たちあの仲間たちとかあの先生 画廊とかを説得するだけじゃなくて…何か やっぱり あの1年間で持てたような気はしますけどね。 ロンドンで モデルとして写真 撮らしてもらったのは3人いるんですけど最初の一人は…まあ ちょっと僕の中では劇的だったかな。

何か そんなふうにしてだんだん…スフィンクスね~。 スフィンクス… 何なんですか?神話の怪物 スフィンクスに着想を得た異形の像たち。 人間に謎をかけ答えられない人間を食べてしまったというスフィンクス。 ただ 人間ってきっと 一人一人は人類始まって初めての存在ですし誰一人として おんなじ人生まれてない訳だからその人が 自分の中をよく考えてみたりしながら…何か まあ論理的には甘いだろうけどそんな考えを持ってるんですよね。 この日 舟越が向かったのは長塚が待つ神奈川県川崎市の稽古場。 阪田三吉役の福田さんです。

舟越が指摘したのは新聞記者が 阪田三吉の事を駅長から聞き出そうとするシーン。 このサラサラのセットに立つっていう事を獲得するにはやっぱり その人物がいろんな人間と対話する時に自分は そこを… ワンシーン ワンシーン自分で ちゃんと意思を持っていられるかっていう事がすごく大事になって…ああ そういう言い方になるんだ。

で それが だんだん何時間にもなっていき夜になっていき 「あれ?」ってみんな 何か必要になるからこれが 翌日になっても…まあ 30分演じてもらってはじゃあ 何時間後と。 上演時間は4時間を超えるが派手なセットや大がかりな仕掛けは一切なし。 あれま まさに4時間なんですけど僕は 頭に ちょっとだけ砂に降りる場面を作っていて…だから 砂の中から見つけた本であの4時間は一瞬っていう事をやっぱり。 だから それで4時間っていう時間を やっぱり変質させたいっていう思いが非常にあった。