イギリスの哲学者 バートランド・ラッセルは自らの波乱万丈の人生経験を分析し幸福になる方法を導き出しました。 多くの哲学者が挑んできた「幸福論」。 山口大学准教授で哲学者の小川仁志さんです。 僕らの 一番根本に教わった薄っぺらい「幸福論」で言うといい学校を出ていい会社に入るという事は幸福そのものって教わって育ったんです。 それを このラッセルの「幸福論」は分かりやすく提示してくれています。 そして 「哲学的エッセー」というふうにこの「幸福論」の事をラッセルって すごい いいとこのお坊ちゃんだったんです。
厳格な祖母の教育に反発し 孤独な子供時代を過ごした ラッセルは自殺願望を持つようになります。 83歳で核兵器の廃絶と科学技術の平和利用を訴える…うん 自分の中の哲学者のイメージが何か もっと静かに「人間とは何か」という事を悩んだり 学んだりしてるのが哲学というイメージなんでこう エネルギッシュにやる感じってちょっと イメージ違いますね?どんどん どんどん本質を探究していってそして それを いろんなとこで発表して 時には行動もすると。
そして 不幸の最大の原因を「自己没頭」と考え3つのタイプに分けて説明しています。 ナルシシズムは 自分を賛美し人からも賛美されたいと願う事。 そして 「誇大妄想狂」。 権力欲に支配された人はやがて 人々の反発を受け自分自身にとらわれているばかりでは幸福にはなれない。 自己没頭っていうのはですね…それを 3つのパターンに分けてるというふうにそれから「誇大妄想狂」というのはこれは権力者に多いというんですね。