地球ドラマチック「大きさのヒミツ~もし世界が巨大化したら?〜」

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この番組のまとめ

私たちの身体 健康へはどのように影響し人間は どれくらいの重力まで耐えられるのでしょうか。 重力の強くなった地球は人間にとって難しい環境となります。 飛行訓練の際は常に強烈なG重力加速度に耐えなくてはなりません。 G つまり重力加速度が増していくんです。 アインシュタインの等価原理によれば体にかかっている負荷は強い重力と同じです。 つまり 飛行中は強い重力の惑星にいるのと同じ状態を体験しているという事です。 人類は重力が2倍の世界に適応して 生き延びると想定する事もできます。

地球の直径が2倍になれば月の軌道に劇的な影響をもたらします。 月は現在の軌道とは異なり地球に かなり近い位置を回る事になります。 月の軌道が変化すると地球環境にも大きな影響が現れます。 しかし 地球が現在の2倍の大きさになっても太陽系最大の惑星にはまだまだ届きません。 強まった地球の重力が大気を より地表へと引きつけ酸素の密度が高くなるからです。 しかし 3億年前の地球には今よりも はるかに巨大な昆虫が生息していました。

キョセンの抱える問題は巨大生物が直面する本質的な問題を明らかにしてくれます。 同じように人間を巨大化するには体の仕組み自体を設計し直さなければなりません。 トッド・ドーソンの研究チームはセコイアの木を長年 調査してきました。 特にカリフォルニアのセコイアは樹齢2,500年を超えています。 セコイアは常に成長を続ける植物なので成長すればするほどどんどん巨大化していきます。 パラレルワールドではセコイアより巨大な生物を作り出せるのでしょうか。 巨大化させるには まず骨を強化しなくてはなりません。

古生物学者のエルベ・ボヘレンスが巨大生物の動きがなぜ遅くなるのかその理由を解き明かします。 ボヘレンスは かつて巨大化を試みたはるか昔の ある類人猿について研究しています。 その類人猿は以前 香港で古生物学者が偶然 手にした化石の中から発見されました。 相当の体重がありますから恐らく二足歩行は ほとんどできなかったと思います。 では 巨大化した人間も二足歩行に耐えられず思考実験とはいえ人間である以上いくら巨大化しても基本的に二足歩行でなくてはなりません。 二足歩行は私たち人類の最大の特徴です。