100分de名著 ラッセル“幸福論”第4回▽他者と関わり、世界とつながれ!

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この番組のまとめ

哲学者 ラッセルは 「幸福論」の最終章で…。 他者や社会との関わりなしには幸福になれないという「100分de名著」 司会の…指南役は 山口大学准教授で哲学者の 小川仁志さんです。 他人の興味に自分を合わせるのではなく主観的に生きるというのは自己没頭自分の殻に閉じこもってしまう事なんですね。 どうしても主観的に 人間というのは なってしまうので自分でも 客観的に見る。

更に ラッセルは自分と社会も統合していなければ幸福になれないと。 ラッセルの場合は自分の幸福と社会の幸福これを両方 実現するためにはここまで持ち出さないといけなかったという事だと思うんですね。 ケンブリッジ大学の講師として忙しい日々を過ごしていたラッセルは衝撃を受けます。 反戦運動が きっかけでケンブリッジ大学をやめる事になったラッセルですがその後も活動を続けます。 「相対性理論」で世界的に有名な科学者アインシュタインに意見を求めます。 しかし 「アインシュタインとの最後の仕事になる」と 決意を固めます。

東西冷戦の さなか両陣営の垣根を越えて数多くの科学者に呼びかけこの宣言は 世界的な反響を呼びラッセルは 世界各地で行われた核廃絶運動や反戦活動の精神的支柱となっていきます。 ラッセル=アインシュタイン宣言の精神はパグウォッシュ会議に引き継がれました。 そのようにして成し遂げた活動の一つがラッセル=アインシュタイン宣言なんですね。