物理学者のダニエル・レースロップは地球内部の模型を作り20年にわたって地球が磁場を発生させる仕組みを調べています。 太陽から地球に向かってばく大な物質が放射される太陽嵐が発生すると磁場は地球の周りに泡のようなものを膨らませてバリアとなるんです。 太陽から放射された物質は地球を保護している磁場の形によって北極と南極付近に集められます。 では 地球が小さくなるとなぜ 極地以外の場所にもオーロラが現れるのでしょうか?こちらが直径30センチの地球の模型から得られた磁場のデータです。
ところが哺乳類の平均的なサイズは両者の中間ではなくむしろ最小の方に近いんです。 長生きの理由を身長の違いだけに求める事はできるのでしょうか?ヴァン・ヒームストは1970年代のある研究を再検討しました。 選手たちはよく似たライフスタイルを持ちしかも 身長はバラバラです。 何千人ものデータを調べた過去の研究では身長と死亡年齢の間に関連性が発見されました。 野球事典から典型的な例である9人の選手だけを選び身長と死亡年齢に基づいて壁に写真を貼ってみたんです。
食糧難や深刻な環境問題などが押し寄せる事態になると現存している記録によるとこれまでで最も小さな成人は身長50センチあまり。 動物学者のマイケル・ブレヒトはコビトジャコウネズミを長年 研究しています。 その問題を解決するためコビトジャコウネズミには巨大な心臓があります。 コビトジャコウネズミの体からは膨大なエネルギーが失われています。 コビトジャコウネズミのような小さな哺乳類は体重1グラムあたりの皮膚面積が大きくなります。 一方 コビトジャコウネズミはほぼ20倍です。
小さな動物ほど体重1キロに対して多くの食料 つまり毎日 自分の体重と同じ量の食べ物をとらなければなりません。 体重80キロの私に当てはめれば重さ40トントラック6~7台分に相当します。 体重あたりの表面積が大きくなっているのです。 アリは表面積が大きいために空気抵抗も大きくなり落下速度が人間の場合と比べてずっと遅いのです。 生物と接着面の分子同士の間に働く力分子間力を使っています。 私たちの太陽系の中心にある恒星太陽です。 太陽を小さくする事は意外に良いアイデアかもしれません。
太陽の内部であれ地球上の実験室であれ小さすぎれば核融合は起こらず輝く事もできません。 近くなった分地球は従来と同じエネルギーを太陽から受ける事ができます。 プロキシマ・ケンタウリは太陽系から最も近くに位置する恒星です。 プロキシマ・ケンタウリが放出する光の分析から大きな発見がありました。 最初の観測から2か月後に再び プロキシマ・ケンタウリのデータを取ったところ原子固有の光であるスペクトル線が変化した事が分かりました。 それはプロキシマ・ケンタウリが前方と後方に引っ張られている事を示す現象でした。