モーガン・フリーマン 時空を超えて「この世界は仮想現実なのか?」

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この番組のまとめ

一台のコンピューターで宇宙の全てを操れたら?偶然に思える出来事も実は あらかじめプログラミングされているのかも…。 私たちが生きているような3次元空間をプログラミングするのは桁違いに難しい作業です。 コンピューターの処理能力が追いつかなくなると私たちが コンピューターの中のキャラクターだとすれば私たちの知能も 何者かによってプログラミングされているに違いありません。 「仮想現実の中に 仮想現実を作る」という 複雑なプログラミングです。

ニック・ボストロムは私たちの はるか未来の子孫人間の肉体とテクノロジーが融合した「ポストヒューマン」の思考を探っています。 ポストヒューマンなら この世界を仮想現実として作り上げそれを気軽に見る事が可能だと言います。 ポストヒューマンは 科学的な目的であれ単なる娯楽としてであれ精巧な仮想現実を作ろうとするでしょう。

しかし ある科学者は 世界の表面に潜むものをのぞき込み…原子核物理学者のサイラス・ビーンはそのグリッドをアメリカンフットボールの競技場のようなものだと考えています。 もし 宇宙線が グリッドの線に沿って動くよう 定められていればエネルギーが制限される可能性があります。 つまり 単純に軸に沿って動く宇宙線に比べ別の角度で進むものと比べエネルギー量が常に違う事を発見できれば宇宙に グリッド構造が存在する証拠になるとビーンは考えています。

大きな目的を達成するために働く個々のプログラムはサブプログラムと呼ばれています。 山に登るのに 最初に必要とされるサブプログラムは脚の筋肉に 電気信号を送り特定のやり方で脚が動くようにする事。 何十億という ニューロンや筋肉細胞が協調して起こす動きも一つの単純なサブプログラムになります。 別のサブプログラムが 私の脚の筋肉を特定のやり方で動かし「自転車をこぐ」という動作になるわけです。

「では宇宙自体がコンピューターのシミュレーションのようなものなのか?」という疑問が出てきます。 また この宇宙が本当に仮想現実だとすればある日 突然 スイッチを切られてしまう可能性もあります。 生物が 生殖によって生命を再生産するように私たちも宇宙を再生産すべきです。 最初は コンピューター上で新しい宇宙をシミュレーションする事から始まります。 どんなプロジェクトも まずは作りたいものをシミュレーションする事から始まります。