ETV特集 アンコール「カズオ・イシグロをさがして」

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この番組のまとめ

イシグロの作品に共通するテーマは「記憶」です。 ですから 外の世界のどこかに私たちの複製元といいますか日本とイギリスのはざまに生きてきた カズオ・イシグロ。 原作は ベストセラーとなったカズオ・イシグロの小説です。 カズオ・イシグロの小説が映画化されたのは主人公は 31歳の女性 キャシー・H。 短く定められた人生はキャシーの思い出となって私が カズオ・イシグロの小説と出会ったのは 5年前の事。 映画の脚本を担当したのはイシグロを敬愛する イギリス人作家アレックス・ガーランドでした。

わずか数年の子ども時代の思い出っていうのはそれが イシグロさんの小説を解いていくめったに メディアの前に姿を現さないカズオ・イシグロがこの1月 来日。

イシグロが小説を書くようになったきっかけは故郷の記憶と関係があります。 果てしなく続く空白な時間の中で私の心を去来する生物は ミクロのレベルで常に入れ替わりながらも映画「わたしを離さないで」の脚本を担当したのはイシグロさんを語るってのは難しくてね。

ある種 ハードボイルドといいますかいわゆる 「フィルム・ノワール」という映画の分類があるんですけど探偵が出てきたり分かりやすく言うとハンフリー・ボガートが出てきて というああいう世界の描き方をしていくんですがやがては幻想とも… 何ていうのか現実との境が 非常に曖昧な映像が やっぱり浮かんでくる。 外の世界に出かける時 私たちは道でも ショッピングセンターでもサービスエリアでも自分の あるいは友達の『親』に出くわさないかいつも目を凝らしていました」。