♪~その中から 一番おぞましい経験記憶を実体化して目の前に出してくるというソラリスの海が出てきましたけれども。 まあ2夜目の収録が終わってからさて 僕が あのステーションにいたら何が送り込まれてくるんだというのをいろいろ頭の中で シミュレーションした結果今回も 指南役の先生はロシア・東欧文学研究者の沼野充義さんです。
一方 クリスは そんな自意識が芽生え始めた幽体ハリーを元の恋人とは 別の人格として愛し始めるわけですね?クリスの側もだんだん この幽体ハリーと時を過ごしていくうちにこの新しい存在のハリーを自分で引き受けようとそういうふうな覚悟も出てくると。 ニュートリノ系が崩壊する際に巨大な余剰エネルギーが生まれ一方 ハリーは 自分の存在が クリスを苦しめているのではないかと極低温の液体酸素で自分の体を破壊しようとした ハリー。
つまりここで 幽体ハリーというのは本来 人間じゃなかったはずなんですけれども自分は どこから来たのか自分は 一体 何者なのかというまあ これ ある意味では究極の人間的な問いですよね。 クリスが スナウトのもとを訪れハリーと2人で ステーションを出ていくと告げるとスナウトの態度はあくまで冷静でした。 要は クリスの記憶しかも かなりデオドラントされた嫌な部分はなくしてる記憶から生成されてる幽体ハリーを好きだ好きだ言っても それはちょっと違うんじゃないかいというのは 分かる。