これはアンリ・カルティエ＝ブレッソンさんの「サン・ラザール駅裏」という写真です。 そうこのアンリ・カルティエ＝ブレッソンさんってのは決定的瞬間を切り取るっていう事で有名な写真家さんなのね。 だからこの写真もまさに決定的瞬間切り取ってるでしょ。 そうなんだけどこの写真のいいところは決定的瞬間っていう事だけではないんだけど何か分かる？写真といえば 何て言うのこ… 構図？そうなんだよ。
まあ諸説いろいろあるんですけどもフェルメールは非常に精細なリアリティーのある絵を描いているのでこのカメラ・オブスクーラを使って描いたんじゃないかと。 それでそれには根拠があって当時のオランダとかフランドルとか彼が生まれ育った所というのは技術革新の非常に中心地でもあったのでそれを使ったんじゃないかという事で。 写真表現のいろいろ。 まずは被写体を演出する写真です。 植田正治さんの写真だね。 植田さんは鳥取砂丘をスタジオのように使って多くの写真を撮られた方です。 さあ 次は 撮影の技法による演出写真です。
ふだん目に見えているものだけじゃなくてそれを撮影の技法を駆使する事によって写真に収める。 さっき言った想像させる写真あるいは自分で色を発見する写真っていうのはカメラのよしあしじゃないんで。 今私が写真を選んでた時も手前にあるものに一応こうピントを自分の中で当てて写真を撮ったつもりだったので…。