こころの時代~宗教・人生〜「捨てられた石が礎となる」

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この番組のまとめ

京都市北部緑豊かな山里 岩倉は平安時代 もののけにつかれた皇族が療養して以来精神医療と深く関わってきました。 それと 自分の健康維持と仕事と楽しみと薬とで普通に暮らしていけたらそれで合格点だと思うんだけどつい減点になるんでしょ。 開放医療では通常 鍵がかかっているスタッフの詰め所が開放されています。 他人や自分を傷つけないなどと判断した人であれば自由に外出する事ができます。 今 全国の精神科病棟で自由に外出が許されているのはおよそ3割。

高校入って 天下取ったようにうれしかったんですけど9月16日 誕生日に区役所行ったら並ばされてね。 大学は就職で差別を受けたくないと医学部に進みました。 ハンセン病の人はあんな苦労してるのに何にも自分はできてないとかね。 医学部を卒業し26歳で就職したのが今も勤める京都市岩倉の精神科専門病院でした。 そうやって 烙印押されたらそこまで基本的な権利が奪われる事は許せないというねそれは 悲鳴みたいなもんですね自分の。

じゃ それまで たった一人で病棟の広い所にいらっしゃった時っていうのは自分自身の事をやっぱり自分が…。 精神疾患に 自分がかかるわけがない。 やっぱり そうやって自分の事 認められない間はどんなに開放病棟であっても外に出て行けるのかなって気がしますよね。 古くから 岩倉には精神疾患の人たちが逗留する保養所が数多く存在しました。

当人への診察 看護や薬の処方時には鍵のかかる保護室に入ってもらうなど一人一人に合った医療的な措置が模索されました。 更に 病院と地域の人たちが開放医療の在り方や再発防止を話し合う委員会も設けられました。 みんな 24時間で勤務しているわけですからその 事故が起こる確率というのは実際は あんまないしそれから 病院の中には保護室だとか 注射とかそういう仕組みで治療する空間がちゃんと物理的にもありますから。 「迷惑をかけない開放医療をやって下さい」という事は私は なんちゅうのか…。

♪~病院の患者さんで電話をかけるのを我慢できないっていう方がやっぱり いらっしゃるんですね。 じゃ ご家族にとって患者さんからの電話というのは日常というか。 急場 いよいよ困った時は電話があるというのはその人の安心感 支えですよね。 すっごく熱心なクリスチャンで哲学家から精神科医になって長島の愛生園に通うようになって阪大の教授と結婚したあとも通ってられるんですけどうめくような形で行ってられるわけですよ。 それは 多分携帯電話というのが プライバシープライベートなところに入ってくるからだと思うんですけど。

お父さんお母さんは自分の事を邪魔者扱いしてのけ者にしたけどいっぱい応援してくれる人いるというのでご本人は自分を受け入れたんですよね。 でも 医療の現場にまさか そういう事がベースにあるというよりは 何でしょう…病を診ようとするとそれを治すという事に やっぱり主眼がいくと思うんですけどむしろ虐げられて嫌われて「精神病じゃないか」と言われて「お前はいいから邪魔だ」と言われた人がどう 自分の名誉を回復していくかという事がご本人の安定優しさみたいなのを引き出す一番のキーワードだと思うんですよね。