日本の話芸 柳家さん喬 落語「笠碁」

戻る
【スポンサーリンク】
15:26:28▶

この番組のまとめ

子どもの頃 ちょっと奥まった所へ行きますと大人が縁台将棋なぞとこんなものを夢中になってやっております。 ジ~ッと知らない将棋を見ている。 そういうふうにやるのか」なんてねできもしない将棋を何となく分かったような子ども心にそんな気が致しました。 傍目八目 碁などもそうでどう見ててもよく分かりませんがそのうちに「こっちが勝ちだな」なんてね碁でも将棋でも 今はもうゲームとしてやりますから相手は機械でございますね。

除夜の鐘 一陽来復改まってお正月は お元日だ。 午前中に 私がお前のところへ年始に行って午後 お前が 私のところへ年始に来てくれる。 いや~私も いろいろ用事があるから夕暮れ時になって お前さんその敷居を しょんぼりしてまたいできたんだ。 いいか? 小僧さんなんぞ使いによこすんじゃねえぞ」。 「誰が小僧なんか使い やるもんか!いいから 帰れ!」。 はなのうちはお孫さんの手を引いて浅草 上野と 物見遊山に見物を歩いておりました。 小僧さんでも何でも迎えによこしゃいいんだ。

「ちょいと… 伊勢屋へ行ってこようと思ってな」。 「あら 伊勢屋さんですか?およしなさいよ。 「駄目ですよ。 駄目ですよ~」。 お客様が お見えになった時にたばこ一服 差し上げられないといけないから火は絶やしちゃいけないって。 「ここ 掃除したの 誰だい?長吉か? こっちおいで。 いいかい? 手間を惜しむと二度でも三度でも余計な事やらなくちゃいけない。 『碁会所でもいらしたらどうです』?碁会所? 何 言ってんだい。 碁会所なんか行ったって相手がいないよ。 えっ 何? 『美濃屋呼びにやりましょうか』?」。

一番やるか』って事になるんだろ?それを あいつは子どもの頃から強情なんだよ。 ハハッ 辛抱できる訳ない。 『碁会所』? バカな事言うな。 あいつは 碁会所なんかで打てる碁じゃないよ。 見たかい? 番頭さん今のあいつ。 見たろ? 番頭さん。 郵便ポストの陰 隠れてどっちがポストだか 分からない。 番頭さん 今ね 私 この音であいつを おびき出す。 「よ~し! ハハハッ…」。 ハハハッ お前さんまだかぶり笠 取らねえじゃねえか」。 「え…? アハハハッ 本当だ。 「ハハハハハッ お前さんもそそっかしいね~。