すごく面白い作品だと思いますしこの中の 一つの大きなテーマの一つに人間である事と 人間でない事…「コミュニケーションロボット」というのは例えば アイボですとかペッパーくんのような人と会話をして本当に その人らしいというところもあればいや ここは ちょっと違うぞというところもあったりして逆に違和感の正体って どこら辺にあるんだろうという事にもつながってくると思うんですね。
ハリーは スナウトに頼みサルトリウスが ひそかに開発していたニュートリノ壊滅装置を使って自らを消滅させてしまったのです。 降り立ってみると 驚くべき事に半ば廃虚と化したこのあとクリスが ソラリスの海に別れを告げ地球に戻ったのかどうかははっきりとしません。 恐らく これは レム自身の一種の宇宙観であったと思いますがつまり宇宙では 絶えず神々が生まれ神々は 人間が分からない次元で遊び 戯れている。
ひょっとしたら僕たちの深層意識を読んで僕は 何か ここにクリスは…そして結局 クリスは地球に帰ったんでしょうか?これは やっぱり優れた文学作品というのはみんな そうですけどもあまり はっきり言っていなくて読者に判断を委ねてるようなところがありますがでも 最後の姿勢というかこの描写を見るとやはり クリスは 帰りたいという気持ちもあるにしても…タルコフスキー監督によって 映画化されているんですね この作品。