地球ドラマチック「あなたの知らないローマ~探検!古代都市の地下迷宮〜」

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この番組のまとめ

地下空間は 地上に住むローマ市民の生活を支える隠れた原動力でした。 歴史学者のマイケル・スコットがふだんは目にする事のできないローマの地下世界を探索します。 大丈夫かい?ああ!最新技術が地下世界の秘密を解き明かします。 地下水路がなければどうなっていた事か!コロッセオでの大がかりな見せ物を可能にした地下の仕組みの数々。 ここが コロッセオの地下空間です。 80? 一体 どうして地下に空洞があったんでしょう?この地下には 古代ローマ時代の採石場があるんです。

地下空間の表面の凸凹をそれこそ何百万か所も計測してミリ単位の詳細なデータを集めます。 古代ローマの人々がこの採石場で採掘したのは火山性の岩である凝灰岩でした。 地下の採石場から採掘された建設資材のおかげでローマは今でもなお 私たちを感嘆させる場所となったのです。 3Dレーザースキャナーは その地下空間をどのように描き出したのでしょうか。 古代ローマの地下空間と地上にある建物や遺跡などとの位置関係が分かりました。 最大の収穫は 古代ローマの地下空間の地図が描けた事です。

なぜ ローマンコンクリートは 2,000年近くも持ちこたえられるのでしょうか。 ローマンコンクリートに欠かせない材料ですね。 古代ローマの人々は ローマンコンクリートが空気中でなくても固まる事を発見しました。 ローマンコンクリートは水中でも固まるんです。 ほら!うわ~! 見て下さい!水中で36時間かけて固めたローマンコンクリートの上に立っています。 ローマンコンクリートのおかげで古代ローマでは 港や橋が建設され世界の人口の およそ4分の1を支配するに至りました。

公衆浴場にも 隠れた地下の世界が広がっていました。 カラカラ浴場には 浴室だけでなくローマの人々にとって欠かせない公衆浴場を本当の意味で理解するには隠れた地下の世界を探索する必要があります。 地下の世界がなければ地上の公衆浴場は存在しませんでした。 奴隷が支えていたカラカラ浴場の地下世界は3つのフロアと全長6キロにもわたる廊下によって機能していました。 900もの公衆浴場があり100万もの人々が暮らす大都市では大量の排水が出ます。

カタコンベの研究家マリア・ファン デル フォルムが案内します。 このカタコンベはどれくらいの規模なんですか?トンネルは何キロあるんでしょう?それとも いくつかが合体したんでしょうか?実は 最初は2つの墓地で入り口も2つありました。 このカタコンベはもともとは採石場でローマの街を築いた凝灰岩やポッツォラーナが採石されていました。 一般的に カタコンベはキリスト教徒のためのものと考えられていますがこのカタコンベは違います。 このカタコンベに埋葬されたのはキリスト教徒だけではありませんでした。