ダイアモンド博士の“ヒトの秘密”プロローグ

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この番組のまとめ

シリーズ最初の授業が行われたのはロサンゼルス動物園です。 ご存じのように 動物同士は生物の誕生以来進化によって 互いに異なる動物に変わっていきました。 私たちヒトと チンパンジーの遺伝子は98.4% 同じだという事が発見されたんです。 私たちは 外見も そして 内面もチンパンジーなどの動物からちょっと進化しただけ。 この本を書く数年前にヒトとチンパンジーの遺伝子が私は 動物からヒトへの進化の過程をたどりながら人間の本質を把握できるような本を書きたいと思ったのです。

アフリカやニューギニア オーストラリアの赤道付近には黒い肌のヒトが多いようです。 今日は 私たちの歴史で最も大きなライフスタイルの革命狩猟採集から農業への転換についてお話ししましょう。 今回の特別授業主役は 博士だけではありません。 好奇心旺盛な10代の若者たちが授業に参加しました。 博士は 生物学から地理学文化人類学といろいろな分野を ミックスさせて独自の視点から答えを導き出しますよね。 ダイアモンド博士は 持ち前の探究心で聞き出していきます。

農業が中近東の肥沃な三日月地帯と緯度が同じで 日照時間や気候動植物の病気も似ていたのでさまざまなノウハウが 東西方向には伝わりやすかったんです。 トク・ピシンという言語はニューギニア各地から集められダイアモンド博士の新鮮な発想。 現地で暮らすうちに地理学や文化人類学に関心が広がったんです。 その後 博士は パプアニューギニアなどでフィールドワークを繰り返し数々の著書を世に送り出しました。 集団虐殺を行う時そこに 必ずあるのがUs vs. Them 我々 対 彼らの発想。