ドキュランドへ ようこそ!「みんなのための資本論」

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この番組のまとめ

今日の先進国の中で所得と富の分配が最も不平等なのが アメリカです。 格差をはかる方法の一つは最も裕福な人々の年収と中間所得層の年収の比較です。 彼らは 所得税が定められた1913年まで遡って格差の拡大が1970年代の終わりから始まっていた事は分かっていましたが最上位1%の所得集中が これほど劇的に増加していたとは…。 所得集中が頂点に到達するまでの間より少数の手に所得が集中するにつれて富裕層は 金融セクターに走りました。

経済活動の中心は中間層なんです。 この下降線は 中間層の所得の低下と ほぼ一致します。 iPhoneを買う時君たちが支払う金の多くはどこへ流れていくと思う?手元に スイッチがあるね?これで みんなの考えを示してもらおう。 私のミニクーパーは 外国製ですが今日の国際経済では企業の本社が どの国にあるかは意味がありません。 コンテナ船 衛星通信技術 更にはコンピューターやインターネットといったテクノロジーは 生産プロセスを世界中に分散させる事を可能にしました。

更に 公立大学の拡充によりアメリカは 世界で最も教育水準の高い労働力を持つ国家となりました。 1950年代半ばには 全労働者の3分の1以上が組合に所属。 アメリカは世界最大の中間層を生み出しその中間層が経済の好循環を生み出したのです。 グローバル化に うまく対処できたのは高等教育を重視し高度な技術を持つ労働力を生み出した国々です。 同時に CEOら経営幹部は労働者の何百倍という報酬を得るようになりました。 こちらは CEOと労働者の平均年収の比率。

トップの富裕層に集中するとその金を使ってアイゼンハワーは 共和党の大統領です。 当時 富裕層は 収入の50%以上に当たる税金を払っていたんです。 超富裕層が実際に払っているのは 15%。 「雇用を生みだす」という名目で富裕層を減税すると実際には 金持ちをますます太らせる事になります。 高等教育機関への予算が減少するに従いそれを補うため授業料が引き上げられてきました。 2010年 最高裁判所が健全な民主主義を脅かす判決を下しました。