人間に飼われたイヌイエイヌが登場しました。 この毛むくじゃらのイヌは世界最古ともいわれる犬種モンゴリアン・バンホールです。 生後６週間の子犬でも人間と９０分間一緒に過ごすだけで一生の絆を結ぶといわれています。 その祖先はどう猛な野生動物です。 それを目当てにオオカミが人間に近づいていきました。 何世代にもわたり人間の近くで生活した結果いつしか野生のオオカミは…。 それはまさに特別な関係の始まりで同時に人間が初めて野生動物の力を利用した時でもありました。
サルーキは なぜベドウィンにとって特別な存在となってきたのでしょう？かつて サルーキと人間は一心同体でした。 何千年にもわたりベドウィンの人々はサルーキの品種改良を繰り返してきました。 ベドウィンの人々は獲物を捕らえるサルーキに安全と安らぎを与えました。 人間は何世代にもわたってカナディアン・エスキモー・ドッグのこの能力を活用してきました。 アメリカ北部モンタナ州の山あいでカナディアン・エスキモー・ドッグが飼育されています。 カナディアン・エスキモー・ドッグは人間のそばで進化してきたんですね。
ですが カナディアン・エスキモー・ドッグがいなければ もっと大変でした。 人間は もともとオオカミに備わった力を利用しイヌに そりを引かせたのです。 世界で最も大きな犬種の一つニューファンドランド。 ニューファンドランドが溺れた船乗りたちを助けたという伝説も残っています。 更に人間は かつてないスケールで文明を発展させるイヌの活用法を思いつきます。 カウボーイたちは牛の居場所を把握し牧草地へ導かなければなりません。