日曜美術館「ワイエスの描きたかったアメリカ」

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この番組のまとめ

ワイエスの絵の才能にいち早く気付き自分と同じ挿絵画家に育てようと15歳から 絵の手ほどきをします。 「大衆受けする絵を目指せ」という父親と「物事を 自分の感性で描いていきたい」ワイエス。 ワイエスの主題は アメリカの地でつつましくも たくましく生きる人々の姿だったのです。 ワイエスの描きたかったアメリカがあったのです。 ワイエスは アメリカを人種の混合体と考えていました。

基本的な考え方として日々の つつましやかな生活を大切にするとか労働の重要さとか 勤勉だとか自由博愛とかっていうようなあんまりよくは思ってなかった可能性は あるんですけれども本人の中では 家族の中で一人放っておかれた感がある中でもともと アメリカがアメリカとして成り立つ一番最初のところに立ち返った時には当たり前の事って 言えるんではないかなと思いますね。

ですから この 非常にこうアメリカっていうと裕福な生活を送れるみたいなメッセージがね よくありますけどもイメージがありますけれどもやっぱり 非常に こう あの現実を その現実アメリカでの生活の現実っていうのをバラ色にせずに そのまんま冷たくみせてるなってそこへの敬意とあとやっぱりまあ 画家ですからその姿 生きる姿を見てやっぱどこか 美しいっていうやはりここで表現できるものって…人物描く時って普通は こう 顔を描いてその人の表情とかで表すとかって事が あるんですけどもワイエスの絵って特にこの作品なんかは 後

人間が土地や建物とどう結び付いていくかで生きた人たちの その証しをどう そこに表すのかというのはこう 手法としては とても面白い表現だと思うんですけれども高橋さん これは どのような思いがあったと思われますか?ワイエスの絵に共通するというかよくあるパターンというか手法なんですがそこに人がいた気配だけを描くとかあるいは 万が一 もう描いてもその人自体が こっちを見てなくて他を見てたりとか顔が見えないとかっていう事によってより その伝えたい描きたい本質を見る人により強調するっていうか描かない事で 意識させるっ