「100分de名著」 司会の…今年の大河ドラマ「西郷どん」の主役西郷隆盛の思想家としての姿を「南洲翁遺訓」から読み解いています。 前回は 西郷の思想的背景である儒教から「南洲翁遺訓」を読み解きましたが今回は?キーワードになるのは「文明」という言葉なんですね。 西郷にとって では 西洋文明をそうやって批判してるとすると理想の「文明」 西郷にとっての理想の「文明」というのはどういうものだというふうに言ってるんですか?それがですねこちらなんですけれども。
これは 家族というすごく小さな単位から国家の軍事という単位に至るまで経済というのを考えるとそれは 個々人がバラバラになってしまって…例えば 具体的なエピソードとしてフランスから帰国した中江兆民が最初に何を行ったかというと勝海舟を通じてですね西郷の上司にあたる 島津久光に「西郷を俺と会わせてくれ」と。
西郷隆盛の言葉とかが 懐かしさアジアの雰囲気を感じさせる。 この征韓論とは明治政府の中枢にいた西郷隆盛板垣退助らによって なされた武力をもって 朝鮮を開国しようとする主張の事です。 この「征韓論」と西郷隆盛の関係っていうのは非常に いろいろ解釈されてるのでそれを 次に見ていきたいと思います。 結局 この「征韓論」をめぐる論争によって西郷や板垣は政府を去るわけですけれども。 それが 西郷隆盛という人のまあ 一つの人物の中に二つの面があるというところなんですね。