地球ドラマチック「オリンピア オリンピックはこうして生まれた」

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この番組のまとめ

人々を熱狂させるスポーツ競技大会の原点古代オリンピック。 中でも最も格式が高いとされたのがオリンピアでの競技大会です。 古代ギリシャの全ての都市国家から人々が集まり神々の最高神ゼウスをたたえました。 オリンピアでの競技大会は4年に1度 開催されその日取りはギリシャ全土に伝えられました。 大会の1か月前には休戦になるのでギリシャのあらゆる都市国家の選手が競技に参加する事ができました。 選手や その支援者たちは何世代にもわたって古代ギリシャの各地からオリンピアを目指しました。

練習は 一般にも公開され参加資格は ギリシャ人である事。 つまり ギリシャの都市国家の出身でギリシャの神々を崇拝しギリシャ語を話す者という事です。 競技大会が始まると 観客は当時 最も名高い施設の一つだったスタディオンに集まりました。 ギリシャ陶器の絵は非常に具体的なのでつい そこから意味を読み取って解釈したくなります。 フランス南部に 古代の競技を再現し当時の選手の動きをより深く理解しようとしているアスリートたちがいます。

その一つは戦車競走で王を負かしオリンピアを征服した英雄ペロプスが自分を守ってくれた神々をたたえるためにオリンピアでは 選手も観客も神々に敬意を表しました。 出土品の中には武器もあれば神々による加護や幸運陶器や古文書から大会中に大量の動物もいけにえとしてささげられていた事が分かっています。 格闘技の中で最も危険だったのはパンクラティオンと呼ばれる種目でした。 パンクラティオンは殴り合いとレスリングを組み合わせた競技でした。

象牙の乾燥を防ぎ室内の湿度を一定に保つために設置された油の池は戦車競走は 競技大会の目玉で最も多くの観客を集めました。 オリンピアには 古代ギリシャでも 最も広い戦車競技場の一つがありました。 1896年オリンピアの北東に位置するデルフォイで高さ およそ1.8メートルの戦車競走の御者のブロンズ像が発見されました。 しかし オリンピアの競技大会はゼウス神とそのいけにえへの崇拝があらゆるものの中心にありました。