ダイアモンド博士の“ヒトの秘密” 第5回「夫婦の起源 性の不思議」

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この番組のまとめ

中でもヒトは ほかの動物とは大きく異なる夫婦関係を築きました。 ダイアモンド博士が 夫婦関係を巡る進化の謎に迫ります。 ほとんどの哺乳類のオスは一度 メスを妊娠させると生物学では 一夫一妻といいます。 なぜ ヒトはほかの動物とは異なりこの一夫一妻に落ち着いたのでしょう。 「そんな事言って 一夫一妻なんてうそ」と言う人もいるでしょう。 しかし 最も一般的なのはやはり 一夫一妻です。 テナガザルは 同じ大きさなので一夫一妻だと分かるのです。

質問ですか?ヒト以外の一夫一婦制の動物で浮気をするケースもあるんですか?30年前 DNAによる検査がこの研究に道を開きました。 子どものDNAを調べるとメスが どのくらいの割合で夫以外のオスの子どもを産んでいるかが分かります。 ヒトの場合DNAの調査によると夫婦の子どもとされる赤ん坊のうち 少なくとも5%が夫以外の男性の子どもだという調査結果があります。 ミドリツバメや キイロアメリカムシクイは雛鳥の 4割近くがつがいとは別のオス鳥の子どもだった事がDNAの調査で分かったのです。

通常 哺乳類は メスが排卵して受精可能な時にだけ交尾をします。 女性本人も 自分が いつ排卵して受精可能なのか近年まで分かっていませんでした。 生物学者は 排卵が隠された理由について 4つの説を唱えています。 しかし 排卵がはっきり分からないヒトの女性が 部族の多くの男性と交わりを持った時子どもが生まれても父親は誰か分からなくなります。 ほかの哺乳類と比べてヒトの赤ん坊はそんな事態を避けるために排卵日を 本人にも分からないようにしたという説。