100分de名著 ユゴー“ノートル=ダム・ド・パリ” 第1回「神話的小説」

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この番組のまとめ

フランスを代表する作家ヴィクトル・ユゴーの「ノートル=ダム・ド・パリ」。 19世紀に活躍したフランスを代表する作家 ユゴーの「ノートル=ダム・ド・パリ」をご紹介します。 明治大学教授で フランス文学者の鹿島 茂さんです。 相当に大革命で大聖堂は荒廃しててねフランス革命というのはそれぞれの…それは すごく重要なんですよ。 この小説の最大の特徴はリメイク性にあるんですよ。 それがね「神話的小説」と僕が名付けたのね。

フランス革命が終わり英雄ナポレオンが颯爽と登場!誰もが ナポレオンのようになりたいと野心を抱き「俺が! 俺が!」と 自我の強い人間であふれた時代でした。 正反対な両親 そして民衆の蜂起による政治の大転換が作品に大きな影響を与えます。 正反対の思想を持つ両親に育てられた ユゴーなんですが共和派と王党派というのが 今説明の中で出てきましたけれども。 そんな時 エスメラルダという美しい踊り子が目に入ります。 見物人たちはかがり火の赤い光の中で生き生きと踊る エスメラルダに目を奪われていきます。

さあ エスメラルダを誘拐しようと画策する クロードとカジモドですがこのあと 一体どうなるのでしょうか?「人殺し! 誰か来て!」とエスメラルダが叫びました。 エスメラルダは 鞍の上で身を起こすと隊長の優しさとその ハンサムな顔だちにうっとりしてしまいます。 エスメラルダは すっかり心を奪われてしまったのです。 そのエスメラルダは フェビュスという自分を助けてくれた人に片思いしています。