ダイアモンド博士の“ヒトの秘密” 第7回「農業は人類に何をもたらしたのか」

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この番組のまとめ

狩猟採集の生活から農業への移行はヒトの暮らしを大きく変え文明発展の基礎となりました。 この中で 狩猟採集生活をした事がある人はいますか?自分でとった野生の植物や動物だけを食べてさて じゃあ 今度は君たちの中で農場や牧場で働いた経験のある人は?おお ジョンとリズ。 では もし 選ぶとしたら狩猟採集民がいいか農民がいいか。 それが 狩猟採集民のライフスタイルです。 農業は 狩猟採集民がたまたまやっていた事の副産物だったんです。

農業では同じ面積で得られる食料が狩猟採集民の100倍から1,000倍もあるんです。 その結果農民が狩猟採集民を攻撃したり抹殺したりするようになりました。 人類の歴史 1万1,000年は農業に移行した人々が狩猟採集民を征服する歴史だったと言えます。 例えば 日本の農民はアイヌの狩猟採集民を支配下に置きアメリカでは ヨーロッパからの農民がカリフォルニアの先住民を征服したのです。 質問かな?狩猟採集民と農民は はっきりと分かれていたんでしょうか?いい質問だね。

君たちは 農業生活のデメリットは何だと思う?また ヒトにとって迷惑この上ない疫病は一方リズやジョンが経験したように農業は 丸一日時間がかかるので余暇が減ってしまうんです。 えっと 現代農業では 例えば遺伝子組み換えとか農薬みたいに農業に使っている技術が問題を起こしていると思います。 小さな農家による 丁寧な農業を大規模農業が破壊してしまった問題。 マルサスは 農業生産が増えたら国民のおなかも満たされるという発想を「ありえない!」と否定しました。