地球ドラマチック「カッシーニ 土星探査の軌跡」

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この番組のまとめ

2017年9月 カッシーニは最後の大胆なミッションに挑みました。 これまで人類が挑んできた中でも最も驚異的なミッションです。 偉大なミッションにふさわしい最後です。 そして 土星は 惑星が形成されるプロセスを知るうえでこの日 カッシーニは危険を伴うミッションに挑みます。 カッシーニにとって 最後のミッショングランド・フィナーレの始まりです。 カッシーニが土星と輪の間の空間を無事に通過する事ができれば土星への最初の大接近は無事に成功しました。

20年近く 宇宙空間にいるカッシーニは最終ミッションにおいてかつてないほど土星に接近しています。 土星と一番内側の輪の間の空間をカッシーニが無事に通過した2日後チームは ある決断を下そうとしていました。 電波・プラズマ波観測装置はカッシーニにぶつかったチリの衝撃を検出します。 何十もの回路基板や探査機内部の完璧な複製そして それらを動かすための装置が設置されています。 隣の部屋ではジュリー・ウェブスター率いるチームがカッシーニの最終ミッションにおける非常時軌道制御のテストを行っています。

エンケラドスは氷に覆われた小さな衛星で太陽系の中で最も反射率の高い天体の一つです。 エンケラドスは直径およそ500キロの小さな衛星です。 毎時1,000トンも吐き出されている噴出物の一部が 雪のように再び地表に降り注ぐためエンケラドスの南極部分は白く 滑らかだったのです。 では エンケラドスのいてついた地表の下には液体の水が存在するのでしょうか。 重力のデータからエンケラドスの地表の下に氷よりも密度が大きいものが見つかったのです。

これ以上望めないほどの成果です!土星へ行き 太陽系の中で生命体を探すのに最適な場所を突き止めたんですから。 エンケラドスの噴出物は地球外生命体の手がかりをもたらすだけではありません。 太陽系が形成された45億年前に土星とともに誕生したのでしょうか。 この ねじれ回転によってつくられる地球の磁場の軸磁気軸は 地球の自転軸に対して傾いています。 土星の大半は水素とヘリウムで構成されていますが科学者たちは 土星にも地球と同じように固体の核が存在すると考えています。