この歌集に収められた冒頭の永田先生の歌私なんかは もうほんとに先生の世界 大好きなんですけど是枝さんにとって 永田先生の作品の魅力というのはどこでしょうか?そうですね あの…特に 河野さんと歌を歌い合ってる時の相聞歌というんですかね感情の すれ違いも含めた世界観というんですかね夫婦の姿に触れるのがやはり すごく人間を描こうとしている映画監督にとっては魅力的ですし 勉強になります。
これね 「卒業」という言葉は使われてないんだけどまあ 卒業式の事でこの作者は 中学生なんですよ。 みんな違うところを見ていて今日が 卒業式最後で最後に その言葉が出てきた時に今日で この母親業も 私は卒業するんだと思ったという。
卒業する事の ある種の感慨とが一緒になってこれね 本当に固有名詞だけというような歌なんですけどもこの固有名詞は 実は現代に 歌を作っている人間だと誰もが知っている固有名詞で「邦雄」は 塚本邦雄前衛短歌の旗手で「智恵子」は 山中智恵子。