モーガン・フリーマン 時空を超えて「時間を遡ることはできるのか?」

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この番組のまとめ

彼の相対性理論によれば「過去・現在・未来」という時間の区別は単なる幻想にすぎないというのです。 地球上における 「現在」には太陽系から最も近い恒星しかし アルファ・ケンタウリの光が地球に届くには4年かかるので我々の「現在」には4年前のアルファ・ケンタウリの情報が含まれています。 更に 過去も現在も未来も一緒に存在しているのに時間は 一方向に流れているものだと信じ込ませます。

他の惑星に住む生命体が「過去・現在・未来」という形で時間を捉えているかどうかは非常に興味深い問題です。 しかしハトが 素粒子サイズになった場合量子力学の法則に従って不思議な事が起きます。 素粒子サイズの3羽のハトは2つの巣箱に収まると同時に2羽が 1つの巣箱に存在する事はないという現象が起きるのです。 1つの巣箱で同時に2つの素粒子が見つからないようにする事ができます。 観察対象が素粒子の場合私たちが観測するまで素粒子の位置は定まっていません。

物質の大きさや量などスケールが変わってくれば全く 通用しなくなるのでしょうか?量子力学は 全宇宙に適用できると言う科学者もいます。 「今 起きている事が物事の最終状態を決定する」と思うかもしれませんが実は 完成したチョコレートが製造工程を決めているのです。 チョコレートの場合製造機械の構造によって最終状態が どうなるかあらかじめ決まっています。 一方 宇宙の場合 そのような最終状態が存在するかどうかは宇宙の最終状態に光が存在しないのであればはるか未来まで飛び続けるレーザービームは存在を許されないはずです。

過去に戻って暮らしたら何が起きるのかを想像するのが好きな彼はタイムトラベルを可能にするための研究を続けています。 ブルンが前に進むと時空の輪っか構造によってブルンが 先祖のもとを訪れタイムトラベルの仕組みを教える事もできるという事です。 タイムトラベラーが タイムマシンの設計図を祖先に渡す場合です。 タイムトラベルは不可能だと考える人々はしばしば このパラドックスを引き合いに出します。 しかし ブルンはタイムトラベルによって無から 情報を引き出す事が可能だと言います。

ワイラーが探しているタイムトラベラーとは「ヒッグス・シングレット」と呼ばれる未発見の粒子です。 ヒッグス・シングレットは別の次元に 移動しているかもしれないからです。 ですから ヒッグス・シングレットは非常に特殊な素粒子だという事になります。 しかし ワイラーによればヒッグス・シングレットはいかなるチャージも持たないため全く違う動きをします。 そして 時間を逆行するヒッグス・シングレットを見つけるには衝突の前に 何が起きたかを調べる必要があります。