明治43年 当時 日本の最高峰と言われた 文部省美術展文展で 見事 入賞した作品です。 描いたのは 木島櫻谷。 その後 櫻谷は京都郊外に移り住み晩年は 画壇と距離を置くようになります。 櫻谷邸の蔵の中。 竹内さん 櫻谷と同じ動物画を得意としています。 そして 今回 初披露となる「獅子虎図屏風」。 それは 京都市内の動物園。 描きに描いた 櫻谷の写生帳。 画家 櫻谷の神髄もよみがえりました。 それをですね 櫻谷さんはほんとに優しくですね自然の中に溶け込ますんですね。
日本画って 日本が近代に入って西洋の衝撃を受けてこれじゃ駄目だというので自分たちの絵画をしっくりこないところって当然あるんですよ。 漱石にとっては すごくその自分と全く同じような自分が抱えている近代の矛盾の居心地の悪さとか ゆがみとかと同じものを見たんじゃないかな?自分を鏡で見せられているような気持ち悪さではないかな日本美術史の研究家野地耕一郎さんです。
黒い色であれば墨で いくらでも表現はできるんでしょうけれどもあえて その高価な群青を焼いて独特のきらめきや質感がそうでなかったら こんだけ…あの 端正にですね 整理されて月も きれいなので ちょっと散歩に ある夜 出ますと一面の このような雪の竹やぶの中に獣の足跡が点々と残っていた。