ダイアモンド博士の“ヒトの秘密” 第11回「文明崩壊 人類史から学ぶもの」

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この番組のまとめ

遠い昔 アメリカ大陸で 多くの動物の種が 絶滅に追い込まれたんです。 アメリカ大陸間大交差という出来事によるものです。 アメリカ大陸間大交差。 南アメリカが北アメリカとは完全に分離した世界最大の島だった時に端を発しています。 南アメリカは 7,000万年もの間完全に孤立した状態だったので飛ばない肉食の鳥 恐鳥類など比較的大きな動物が生息していたと考えられています。 彼らは 北アメリカの動物に取って代わられました。

ほかにも マンモス マストドン キャメロップス馬 メガテリウムなどベーリング海峡が陸続きだった1万3,000年前アメリカ先住民の祖先はアジアから渡ってきました。 北アメリカの大型の哺乳動物たちは新しく登場した ヒトに殺され気候変動の影響もあって1,000年のうちに絶滅したと考えられているのです。 北米で最も進んでいた文明でアメリカ南西部の崖に住居を築きました。 アナサジのアメリカ先住民は崖に5階建ての建物を造るなど都市を構築しました。

彼らが造り上げた水路は深く削られてこれは 自らが引き起こした環境破壊によって文明を滅ぼしてしまった例です。 現代の大規模農業や消費社会では動物を自分の手であやめてその命を頂く時に生まれる人間本来の感情を失っているんじゃないかと思います。 環境と文明にまつわる 過去の悲劇を見てきた ダイアモンド博士。 ここからは 今 私たちが直面する環境破壊についてそれでは 今度は現代のお話をしましょう。 化石燃料の消費と地球温暖化は気温上昇と干ばつ以外に何をもたらすでしょう。