ほんで「師匠 落語教えて下さい」修業っちゅうのはね。 師匠の家に入って一緒に生活する訳でまあ いろんな事を学びましたなあええ。 「今日はええわ」思て弟子部屋で休んでたらそういう時に限って師匠は上から下りてきますねん。 「いえ違います 師匠表 出てみて下さい。 雨がジャ~ッと降ってるんです」って言うたらね 師匠が「雨降ってんのか。 「いや 何のため 師匠傘差して まくんですか?」。 師匠はね… まあ 黒いもんでもね師匠が「白」言うたら白な訳ですからね。
プリンねえ ガラスに入った ええプリン食べてますねんで うちの師匠は。 ほんで 師匠に教えられた店に行く訳ですよね。 「いや 松鶴師匠が食べてるパン」。 「これ下さい」言うて 買うてね帰ってねほんで 師匠んとこへ持っていって「師匠 買うてきました」言うたら「何やわし言うたん こんなパンや。 で またね何日かたって 師匠がね「鶴笑 パンや」。 今度は電話をしたらいい訳ですからね「あ~」言うて電話して 「今パン屋の前いてますねんけど師匠。
今度は5つ買うてきてね師匠の前で「どうです 師匠!」言うたら 師匠が「う~…」言うてますねん。 師匠がね 「鶴笑さん わしの足がそんなに汚いんですか?いつも「ウェ~」言うてる人が「もう結構でございます」。 人間の死っちゅうのはねまあ 肉体だけで 本当の死はね記憶からなくなったのが本当の死やとそういわれてますからねまあ 僕らは 松鶴を生きさす松鶴をね 死なしてはいけないいうので いろんなとこで師匠の思い出話を語る訳ですね。 「何かないかなあ」言うたらねサクランボが なってましたんや。
「いや あの サクランボを種ごと食べたらこんなとこ 芽が出ましたんや」。 「植木屋さん」。 「植木屋さんですか?植木屋さん?」。 「ああ 植木の事は植木屋さんです。 ズンズン ズンズン ズンズン ズンズン ズンズン ズンズン。 ここに木が ズンズン ズンズン ズンズン ズンズン。 ええ? 花見客でもう すごいらしいなあ。 ねえ あの~…大丈夫ですか? 皆様。 大丈夫ですかね?ねっ 大丈夫ですかね?ここ… ちょっと頭の もようを言いますとねえ…。
「ハクション ハクショ~ン! 花粉症と解く」。 「ほう 花粉症と解く。 踊れ踊れ 踊れ踊れ~」言うて吝兵衛さん 大変ですよ。 ポチャン ポチャン ポチャンね。 このまま捨てたらいいのに吝兵衛さんは もうケチですからね「こら ためとこう」言うてためてますねや。 ボウフラがわきね フナがわきコイがわき ナマズがわき魚がいっぱいになりますねん。 バタフライ バタフライ バタフライ。 エビフライ~ エビフラ…。