さて 黒瀬さん「ウルトラマン」の世界を短歌に詠まれた事があるそうですね。 これも 富山の美術館での話なんですけどもウルトラマンの造形作家で いらっしゃる成田 亨さんの展覧会がありましてそれを見せて頂いた時に歌を作りました。 成田さんによるとウルトラマンというのは真実と正義と 美の化身のデザインなんですね。
何か チェックされてるような感じもするけども挨拶があって そういう心の交流もあるっていうその不思議なね バランス感覚がそれが「チェックするごとく」という鋭い言葉に うまく出ていて面白い詩だなと思いました。 ちょっと買い物の中にも そういうやり取りが欲しいなというそういう気持ちがねこの「デコポン」というユーモラスな名詞の繰り返しの中に出ていて面白い歌だなと思いました。
そうすると 人間関係既に できている人たちとこれから 作っていく人たちの中でギャップがあるわけでこういう歌というのは 多分類想は たくさんあるんだろと思うんですけどもこの歌の面白いところは 「中学」と初句に持ってきたところと作者の年齢というか時代性が分かりますね。 ライフスタイルも違うんだよという事をちゃんと 違うという事を出してそのうえで 同じ黄楊のはんこでつながってるんだよという事をちゃんと言ったってところですね。
ハヤタ隊員を演じられた「ウルトラマン」の放送開始から 52年。 「ウルトラマン」シリーズは最も派生テレビシリーズが作られるテレビ番組として人間って そういう未知というか不可思議とか圧倒的なものに対して憧れますよね。 では 黒部さん ご本人が もし「ウルトラマン」を短歌に詠むとすればどんな事がキーポイントになるでしょうか?色紙に書いて下さっているものを出して頂けますでしょうか。 では その回「ウルトラマン」 第35話「怪獣墓場」。