建築家丹下健三による近未来の空中都市をイメージした巨大な大屋根が広がる事になっていました。 でも それはまやかしなのでたとえ矛盾してぶつかりあっていたとしてもそういう本来の力と力がぶつかりあって矛盾が そこにむき出しになるようなそのむき出しの矛盾について多くの人が考える事で根源まで さかのぼって考えるためにわざわざ矛盾するものをぶつけあって岡本太郎の後の言葉だと 爆発っていう事になりますけども考古学資料が飾ってある場所があったんでふっと その部屋入ってみたらばその隅の方にねあっと思うようなものがあったの。
縄文土器をはじめとする原始の造形物との出会い。 僕には 岡本太郎さんが作った土偶にしか見えないんだよなこれな。 土偶なんですよ岡本太郎さんが作った土偶。 岡本太郎の代表作 「太陽の塔」について お伝えしていきます。 平野さん 岡本太郎はこの「太陽の塔」を作りましたけれども何が岡本太郎をそう かきたてたんだとお感じになりますか?いろいろあると思いますけどねまず万博って 19世紀半ばに生まれるんですけれども生まれて以来 今に至るまで発しているメッセージはたった一つなんですよ。
つまり 我々の不幸というのは全て 人類の卑しさとか不幸というのが人間という意識があるから人間が不幸であり汚くなる 卑しくなってるのでここでもって いっぺん単細胞に自分を還元したような気持ちになると初めて生きがいを感じるのが 僕はこの単細胞の世界だろうと。 つまり いつも人間は単細胞に還元したいというつまり 生命そのものに還元したいという 情熱があると思う。
人類の近未来の展示空間でした。 いや~本当にあの むき出しになっているその鉄骨までもが どこか有機的に感じてしまうほどそれは ふき上がる ふき上げる生命のエネルギーですよ。 これはね つまり科学博物館にあるような生物進化模型では全然ないんですよね。 しかも クロマニョン人で止まってるわけです。 一番上にはクロマニョン人しか いないんですよ。 服着てる我々現代人いないんです。 クロマニョン人だって大きさ こんなもんですよ。 万博当時 「太陽の塔」を中心とするテーマ館には更なる仕掛けがありました。
この仮面を太郎は 人間が神や 目に見えない力と交信しこれらを集めたのが世界民族資料調査収集団。 岡本太郎の指揮のもと 日本の若き文化人類学者たち 18人が世界各国へと渡り53の国と地域から民族資料を集めてきたのです。 大々的な収集プロジェクトは仮面以外にも生活用具など 多岐にわたる資料を各地から集め 展示しました。 大阪万博の そのテーマ展示の構成を見た時に「太陽の塔」の中に 「生命の樹」が今日もご覧になったと思うんですけどもあれは 生物の進化の系統樹だったと思うんです。