歴史学者のマイケル・スコットがふだんは目にする事のできないローマの地下世界を探索します。 大丈夫かい?ああ!最新技術が地下世界の秘密を解き明かします。 地下水路がなければどうなっていた事か!コロッセオでの大がかりな見せ物を可能にした地下の仕組みの数々。 古代ローマ帝国を代表する巨大建造物 コロッセオ。 このトンネルは コロッセオの下を通って剣闘士養成所まで続いていました。 人々はコロッセオを訪れ偉大なる皇帝が無償で提供する「パンと見せ物」を楽しみました。
研究者たちも同行し3Dレーザースキャナーを用いて地下空間を3Dで再現するためのデータを収集します。 あっちの方へとずっと広がっている!地下空間の表面の凸凹をそれこそ何百万か所も計測してミリ単位の詳細なデータを集めます。 岩の凸凹を3Dレーザースキャナーで読み取るにつれなぜ この地下空間が重要だったかが分かってきました。 3Dレーザースキャナーは その地下空間をどのように描き出したのでしょうか。 私が地下の採石場に下りていった場所は地上と地下空間が結び付いた知られざるローマの姿。
古代ローマの人々はローマの地下から採掘した材料を巧みに使い今なお そびえるパンテオンを建造しました。 なぜ ローマンコンクリートは 2,000年近くも持ちこたえられるのでしょうか。 ローマンコンクリートに欠かせない材料ですね。 古代ローマの人々は ローマンコンクリートが空気中でなくても固まる事を発見しました。 ローマンコンクリートは水中でも固まるんです。 地下に張り巡らされた11の水道とどこかで つながっており水といえば ローマの人々の生活に欠かせなかったのが公衆浴場です。
地下の世界がなければ地上の公衆浴場は存在しませんでした。 奴隷が支えていたカラカラ浴場の地下世界は900もの公衆浴場があり100万もの人々が暮らす大都市では大量の排水が出ます。 この下に古代ローマの巨大な排水システムクロアカ マキシマがあります。 更に地下の世界は 古代ローマの人々の精神生活についても多くの事を物語っています。