建築の場合も建物の中と外が徐々につながり空間のコントラストが曖昧になるデザインがあります。 という事なんですけども藤本さんの いわゆる建築フィロソフィーでもこの「ハーモニー インコントラスト」っていうのは当然 意識されてる。
パブリックなんだけどすごくプライベートじゃないですか トイレだから。 機能的には ちゃんと周りの壁で視線をブロックして中に ちょっとした庭みたいなものがあってその中にガラスのトイレがあるので視線はブロックされてるんだけど中にいる人はすごい開放的っていう。 今までは パブリックな所にプライベートなトイレがあったのが今度は 逆にプライベートな庭にパブリックにしたトイレというか。
異質な素材を組み合わせたデザインプロダクト。 ある種の共通点みたいなのがあってそれは デザインとかを一つのプロダクトの中に落とし込む時には一つのよりどころになりえる。 3Dスキャンで布を網目まで読み取りプラスチックに置き換える事で布が持つ美しい表情を2つのポイントがあってそれが ある種の 軸だったりレイヤーみたいなものがあるとその線みたいなものが全てイメージできたりだとか素材自体も 新しいものはいくらでも生まれてくるのでそうするとその間の空間っていうのもいくらでも膨らむのかなっていう気はします。
でも きっと 21世紀 このままユビキタスコンピューティングが進んでいくと何がバーチャルな見た目のものか何が物質かって多分 区別つかなくなるし。 自然観自体がネイチャーっていうのがもはや デジタルと切り離せなくなるみたいな。 デジタルと自然のコントラストを超越する新時代の表現です。 でも 自然と人工物の境界を探ってるっていう意味ではすごく共感できる部分とでも その次元で じゃあ本当の意味での体感って物理的な素材とか物理的な空間を作ってそれで作り出してるんですよね。