古代ギリシャ・ローマの時代から飽くなき憧れの対象として絵画や彫刻に表現されてきた裸体。 「日曜美術館」です。 イギリスの国立美術館 テートが所蔵する ヌード作品の展覧会。 それまでの装飾的な彫刻に生命力や感情までも刻み込み「近代彫刻の父」と称されます。 ロダン自身が身を焦がした現実の恋愛体験から才色兼備のカミーユ。 今回の展示作品を収蔵するイギリス テートは4つの美術館からなります。 圧巻はイギリスを代表する風景画家ターナーのコレクション。 美術館には 10代から晩年までのスケッチブックが残されています。
スケッチ一面が 湿り気を帯びた物憂げな空気で満たされています。 ターナーの死後エロティックなスケッチの中には処分されたものもありました。 この横浜美術館の学芸員長谷川珠緒さんです。 油彩で描く…蒸気船の絵ですとかああいったところに共通するような 空気感というものが閉じ込められているように思うんですね。
異国のヌードと真正面から向き合った観山はその後 日本に何を持ち帰ったのでしょうか?こういうヌードをあからさまに 帰ってから日本画の世界で描くという事はないわけですけれどもやはり 仏教の主題であるそれは やはり西洋でこういったものを見聞きしてるって事も大きい部分があったんじゃないかなというふうに推測します。
油彩画の古典技法を駆使し迫真の裸体画を追求してきました。 まず 人間のボリュームを筆で大胆に捉え白い絵の具を 最も明るい部分にのせていきます。 デイヴィッド・ホックニーが描く男たち。 同性愛は違法とされていた1960年代イギリスで描かれました。 こちら あの ギリシャの詩人のコンスタンティン・カヴァフィスが同性愛をつづった詩の挿絵として描かれたものなんですね。 僕 カヴァフィスの詩はすばらしい詩だと思うんですけどもまあ 詩の言葉に 非常にうまく呼応してるっていうんですかね。