日本の話芸 瀧川鯉昇 落語「ねずみ」

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この番組のまとめ

交通手段というこれの発達でございますがまあ 昔は 自分の足が頼りだったんだそうでございます。 え~ それから いろいろお断りをしておかなくちゃいけないんですがそれからもう一つ 伺っておきますがおじさん 寝る時なんですがね布団 いる?」。 「ああ 道中してきたからねできたら 布団があるとありがたいな」。 布団屋さんに借りがあるもんですからね改めて 布団屋さんに行ってますと遅くなりますからおじさん先に行っててくれませんか?」。 布団屋さん 行ってくれたか?」。 「ええ 布団屋さん行き… 行きました。

どうだな?伜さんがここに案内をしてきたお客様皆さんお泊まりになる訳じゃなかろう」。 私のところで女中頭をしておりますお紺という これがうちに古くからおりましてなもう隅から隅まで何でも心得ておりますんで私は このお紺を後添えにしたんでございます。 ご案内でもございましょうがこの仙台の七夕大変な にぎわいでございます。 近郷近在から 大勢の方がお集まりになりましてな私のところ 上も下も 泊まり客でいっぱいでございました。 2階のお客様同士でけんかが始まりました。

伜を取りにやらせますと番頭の丑蔵が『この忙しい時に病人の世話なんざしていられるか』と伜の頭を ぶった たたいたと言われた時には腹が立ちましたな。 私ども親子に対する仕打ちがあまりにもひどいというので掛け合いに行ってくれたんだそうでございます。 一切合財を 後添えにしたお紺に預けたままでございました。 彫り物と申しますとこの仙台公のお抱えで飯田丹下という…。

橘町の大工の政五郎様のお身内でございますか。 いやいや 思い出したら名乗らせてもらいますんでな大工 政五郎うち居候とでもしておいてもらえませんか?」とのんきな方があったもんで。 入れ違いに このねずみ屋さんに訪れましたのがご近所の2人連れでございまして「どうも。 お家乗っ取りを致しました元番頭の丑蔵 この悪行。 それから ゆうべ 甚五郎がこんな様子だったというその聞いた話をうちへ帰った2人が腹に収めておけるという性の方じゃないんですね。

腹を立てたのがこのお家乗っ取りに成功した元番頭の丑蔵でございますな。 親子を物置に追いやりましてお家乗っ取りに成功したところまではよかったんですがここに 甚五郎が現れます。 仙台公のお抱えで 飯田丹下という彫り物師がおります。 この方は もともと三代将軍 家光公の御前で「鷹に三蓋松」の彫りわけをした時に甚五郎に負けました。 日本一のお墨付きを甚五郎に持っていかれたというまあ そんな経験があります。