美の壺・選「魅惑のきらめき 切子(きりこ)」

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この番組のまとめ

ガラスの表面にカットを入れる日本伝統のガラス工芸です。 切子は夏のものという先入観が心地よく裏切られるこちらのカフェ。 光とガラスが生み出す美しさを楽しむ切子。 日本のガラス工芸を研究している…貴重な切子を見せてもらいました。 これが江戸時代の切子です。 江戸時代のガラスは屈折率が高いため切子のカットは虹色のきらめきを放ちます。 当時日本橋にあったガラス問屋のチラシです。 江戸時代のちょっと変わった切子をお持ちです。 細かいカットがより精緻に施され江戸時代の職人の腕と根気が感じられます。

当時の薩摩藩主島津斉彬が薩摩の特産品として西洋の技術を取り入れ普及させました。 ♪~薩摩切子は透明ガラスの外側に分厚い色ガラスを被せて作ります。 薩摩切子ならではのぼかしの風合い。 それは ガラスの厚みとカットの角度を巧みに計算したものなのです。 薩摩切子のカットを追求している…色を完全に落としきる深い線と色の厚みをしっかりと残す浅い線その中間の色をとるか とらないかっていうその際で見せる線この3段階の線が組み合わさらないと薩摩切子というカットになりません。

黒切子の登場です。 この上ないコントラストを楽しむ黒切子。 それに挑戦したのが薩摩切子のガラスを吹く吹き師野村 誠さんです。 お客様がいる鹿児島は黒文化があって黒牛黒豚あと黒こうじの焼酎そういうのにあとは黒薩摩ですね薩摩焼もあるのになぜ 切子に黒がないんだっていうのが本当シンプルな答えでした。 私たちこの口の中からですねグラインダーの刃をのぞいてカットしていくんですけどもやはりこのもう真っ黒ですので最初の一手がどこに入れていいのかが分からない。 出来上がったガラスは光を通さずグラインダーの刃が見えません。