あなたは 何を「生きがい」にしていますか?精神科医・神谷美恵子は1966年 ある一冊の著書を発表。 ところが 高度経済成長期この言葉は企業戦士を鼓舞するために利用され 神谷は憤りを感じます。 神谷美恵子の唱える本当の「生きがい」とは?その奥深い思想に迫ります。 精神科医で 思想家としても多くの著書を発表している神谷美恵子の「生きがいについて」をご紹介いたします。 若松英輔さんは 多くの思想家や文学者の著書を読み解き日本人の精神性を追求しています。
神谷は 天才とうたわれた数学者岡 潔の手記に注目しました。 それでいて 先ほどの岡さんの話なんかはとても興味深いのは僕ら 数学に疎いとその箱庭や 蝶を追っかける事と数学者の事は意外に つながらないんだけど発見する喜びだったりとか。 神谷さんは 理屈というものから世界を見ていくという事を我々に とても強く戒めるんですよね。 しかし 人は理性や知性で考える時普遍的な問題から個人の問題を解決しようとする傾向があります。 神谷はアルベルト・シュヴァイツアの生き方を例に挙げて 解説します。
しかし 幼い頃貧しい子供と出会いシュヴァイツアは学問や音楽の分野で世界的成功や名声を得ながらも28歳から孤児の世話を始めました。 で 最終的に使命感としてこの子を親離れするまで育てたいみたいな事がその使命感だとすると… って読むのは大丈夫ですか?と思います。 シュヴァイツアが我々にとって大きなメッセージを残してくれてるのは全く違う人を 自分の子供のように愛する事ができたという事ですね。 17世紀に活躍した イギリスの詩人ジョン・ミルトンは裕福な家庭に生まれ育ち大学を卒業すると詩人として活動を始めました。