又吉直樹のヘウレーカ!「なぜお祝いに“胡蝶蘭(こちょうらん)”を贈るのか?」

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この番組のまとめ

♪~どうも 吉村 崇です!まったんこと 又吉直樹と僕とは知り合ってもう 20年近くなんですが…。 お祝いの胡蝶蘭。 ナゾを解いてくれるのは谷 裕一先生。 少年時代から 植物を見つめ続けもう 半世紀という筋金入り。 胡蝶蘭という花はなぜ お祝いの時に贈る定番になってるんでしょうか?胡蝶蘭はですねラン科の植物なんですね。 胡蝶蘭だけではなくってことですか?そうです。 地球上には植物が 30万と…もっとあるかもしれないと言われてるんですけどそのうち 2万5,000種ぐらいがランなんです。

谷亀 高広さんは 谷先生も一目置く ラン愛好家らしいけど。 大丈夫。 普通 ここの中って洋服とか入れたりするとこなんですけど残念ながらこうなってるんですよ。 ボールパイソンというね 蛇。 かまないんですか?大丈夫ですよ。 これ ナメハダタマオヤモリっつって これもやっぱ オーストラリアなんですけどね。 飛ぶ ジャンプしたりしません?それ。 ジャンプは しないですね。 あれ? これ ラン?オキナワチドリっていうランなんですけどね。 日本の宮崎県の南部から沖縄本島ぐらいまで生えてる野生ランなんです。

しかたなく 暴れてるとうっかりして 花粉が付いちゃう。 実は あの 花粉が花粉が受け渡された瞬間なんですね。 そうなると どうなるかっていうと既に 頭に花粉が付いてますから花粉が運ばれちゃうわけですよ。 え~っ?花粉は どこですか?花粉はですね ああ じゃあせっかくですから 花粉を取ってみては いかがですか?そうですよね。 交尾しようと 暴れると花びらの付け根は「ちょうつがい」のようになっていて花粉のあるところに何度も頭をぶつけてしまう。

ランには 他の花にあるような「オシベ」と「メシベ」が見当たらない。 その代わりに 「蕊柱」というオシベとメシベが一体となった部分がある。 ここを 昆虫が通過すると背中に べっとりとネバネバして。 又吉さん だいぶ ランについて見てきたわけですけどもちょっと思いついたのが これ三島由紀夫の「獣の戯れ」なんですけどここにもね ランが出てくるんです。 そこへ ワナにかかったかのように純朴な青年 幸二が現れたくさんのランが この草門温室で育てられてる訳ですよ。

ホコリでしょ?ホコリでしょう?ってことはね普通の種は 栄養をもらってどうしようもないでしょ?なぜなんでしょう?そこで 谷亀さんの得意なものが出てくるんですが。 そして ぷっくりとした袋に栄養をためこみそれを利用して発芽を果たすのだ。 ひまわりとかだったら 一生懸命どんどん 葉っぱを大きくして茎を太くして お日様のほうに当たっていって 光合成をして自分で 自分のことをやっていかなくちゃいけない。

これを うまく利用できるのが胡蝶蘭の まあ たくさん作れる理由のひとつになりますね。 胡蝶蘭とクローン…。 ここが 胡蝶蘭を クローンで増やしている部屋。 クローンを作る元になるのが…一つ一つが芽を出し 葉をつけ胡蝶蘭の一株へ成長する。 実は 阿比留さん 1991年に日本で いち早く胡蝶蘭のクローン栽培に成功した。 カトレアやシンビジウムでは 既に70年代 クローン技術が開発されでも 純白で 花の豪華さが魅力の胡蝶蘭は まだまだ高根の花。 半数以上の苗が 遺伝子のエラーを起こすため 早めに排除する。