ミラマックスは 手がけた作品にアカデミー賞を取らせる事で１９９３年ウォルト・ディズニー社がミラマックスを ８，０００万ドルで買収したいと持ち掛けワインスティーン兄弟はこれを快諾。 ワインスティーンは その後も映画会社はアカデミー賞を狙ってさまざまなキャンペーンを繰り広げています。 ワインスティーンの映画にキャスティングされる事は業界の人間にとってとんでもない快挙でした。 ですから ミラマックスの映画にキャスティングされハービーの後ろ盾を得るという事はハリウッドでは大変な名誉だったんです。
ニューヨークマガジンとニューヨークタイムズはいずれも過去に ハービー・ワインスティーンのうわさについて記事を出そうとした事があります。 告発によると ２０年以上前彼女は 朝食を兼ねた打ち合わせがしたいと言われホテルのスイートルームにいるワインスティーンを訪ねました。 また 元アシスタントのゼルダ・パーキンズはワインスティーンのセクハラを非難したところニューヨークタイムズ紙で明かしました。
ワインスティーンはアカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーから除名されました。 映画芸術科学アカデミーでは性暴力に対して厳しい対応を取る事に理事会の以上が賛成してワインスティーンの除名が決まりました。 その後 ヒッチコックはティッピとひと言も口をきかなくなって彼女が二度と仕事をできないよう手を回しました。 彼女の女優人生はヒッチコックのおかげで始まりヒッチコックのせいで終わりました。
ワインスティーンを告発する女性は 実に７０人を超えました。 セクハラ行為が長きにわたっていて被害者が とても多いという点でハービーのケースは特殊かもしれませんがハリウッドには まだ何十人ものハービー・ワインスティーンがいます。 浮気をしていた事は もちろん仕事仲間を罵倒したり性的虐待や セクハラに相当する行為をしていた事も彼は気付いていたはずです。 ワインスティーンは 女性たちに秘密保持のための契約書を渡してサインさせました。
対する相手はエンターテインメント業界で最も影響力を持つ男ハービー・ワインスティーン。 一方 セクハラを受けた あなたは経済力も社会的地位も政治力も到底 彼には及びません。 一方 ワインスティーンはああいう行為を何十年も繰り返してきました。 彼の場合 地位や権力を利用して女性に対する優位を示す度に脳内でドーパミンが放出されて快感を得ていました。 一部の被害女性は彼が涙ぐんでいるのを見たと証言しています。