ミレニアル世代が切り開く新たな人生のビジョンとは?リンダ・グラットンと考えた「ニッポンのジレンマ」特別回。 働き方改革の議論が続く中日本は どう踏み出す?リンダさんとその対談をしたあとにものすごい 「人生100年時代」って言葉が日本でも流行しましてご存じだと思うんですけれどもまあ 政治家が言ったりだとか最近 保険のCMとかいろんなところで今の生き方を変えなければいけないと。
だから その結婚しない社会…多分 日本って これから人々が結婚しない社会になっていくと思うんですね。 そういう中で「結婚」が なかなか人生のセキュリティーにならないという状況もあると思うんでその辺りはどう考えますか?そうかもしれません。 でも 実際 日本社会においてはそれぞれが望む結婚の形を交渉し獲得するのが選択肢が大事。 就職も結婚も一度きりではないのが人生100年時代の常識?一途が美徳と信じる人にはちょっと抵抗があるのかもしれない。
そうですね やっぱり一般的には10代 20代 30代っていうのがどこまで第一線でいれるのかなというのは とても…まあ 一番の不安というかなるべく1年でも1試合でも長くほんとに幸運だったなと思うんですけど 何ていうか…誰かに そういった機会をつくってあげる事とか逆に 例えば将棋が誰かにとって…私以外の人にとってもそういった存在になれるような働きかけとかできないのかなっていう事もちょっと 片隅で考えているんですけど…難しいですよね。
この前 リンダさんとしゃべって面白かったのはただ移動するための車の座席を決めるのに大の大人たちが何分も何分も議論したっていう話を聞いて日本的だなぁと思ったんですけれども。 とはいえ リンダさん今回は そういう光景は見てないですか? ちょっと日本はましになったって感じますか?お互いに対して とても礼儀正しいという事自体は日本が持っている大きな利点だと思います。
そこが もしかしたらヨーロッパと日本の違いかもしれなくてやっぱり日本の方が社会保障が貧弱であるので年取ったら親を見なきゃいけないって規範持ってる人は実際 多いですし国もそれを期待している。 西海岸のスタンフォードの周りとか すごい特殊でその特殊って何が特殊かっていうと周りが みんなスタートアップを当たり前のようにしていて失敗しても また次何かやっていけるって環境も多分 重要で。 ですが 現実の世界というのは激しく変化していますしそれは あなたもスタンフォードのあるサンフランシスコでご覧になったとおりです。
ロンドン・ビジネススクールの日本人学生はそれには勇気が必要です。 日本人って お金の事に関して話すの すごくタブーで私 今の会社とは給与交渉して入ったんですけれど普通の日本の新卒1年目はお給料が決まっててこういう感じで昇給するみたいな形で自然と お金ってもらうもの働いてたら お金はもらうものという考えがあると思うんですが多分これからはいろんなインディペンデントワーカーとして働く時に自分でお金を自分の価値はいくらだとかこういう価値を提供したからいくらだっていうような交渉をしていく必要があると思っていて。
私も この本読ませて頂いたんですけど日本語の題名がよくないなと思っていて英語だと「longevity」になってるんですけど日本だって年金は もう既にないと思っているので僕らの時代には破壊 崩壊してると思ってるんですけど。
なんか でも 自己実現をするための手段だったり要するに 自己実現するために身を切って全然 稼がなくても大丈夫ってわけじゃないじゃないですか。 エンジニアリングも勉強して専門職に皆さん就いていく。 イギリスの政治家の多くはオックスフォードやケンブリッジ出身です。 いわば東大のような位置づけの大学で彼らは 政治学や哲学経済学を学んでいます。 結構 今の日本の大学生って多分 大人が思ってるよりすごい勉強してるんですよ。
なんか リンダ先生の人生相談みたいな番組になってきました。 異質な暮らしを送る人違う選択肢を選ぶ人世界を変えたいと思う人あなたのように文化人類学を学ぶ人など多様な人たちの関わり合いです。 私も そっちの方 地方創生に興味があるんですけど実際 今 就職先は東京でっていう。 なぜなら 実力をつけないとそっちの地方創生とかに自分がコミットできないと思ってるから。 欧米ではあなたのような立場の女性でも多くがクリエーターや起業家として小さなビジネスを始めているという調査結果があります。