いよいよ 町を出てゆくという直前になって何か その自分の 「いじめのまん延している教室はペストが まん延してる町だ」理論から言うともともと希望がない しかもいじめられてた子からすると本当に コタールだけだと言いましょうかコタールが一番と言いましょうかすごく今の状態 ペストがまん延してる状態に満足してむしろ楽しそう。 ところが今や 市民全員がペストの恐怖におびえている。
もともと ランベールというのは個人主義者で自分の幸福 つまり恋人と一緒にいたいという価値を優先させてたわけですけれどもしかし リウーと会ってリウーの その非常に現実と対応して黙々と 自分にできる事をやるという そういうやり方に理念だけに頼るんじゃない人間の生き方を見るわけですよね。 しかし カミュが言っている連帯というのは むしろ…具体的にその行動をしていく中で連帯が 結果として生まれてくるっていうか。
パヌルー神父もまた保健隊の一員に加わりその最前線で献身的に働きました。 大風の日 パヌルーはペスト発生以来2回目の説教を行います。 家を飛び出し社会正義の実現のためにヨーロッパ各地の政治運動に身を投じますがちょっと感動的ですよね。 だから パヌルー神父にとってはこの行為は神の意志の肯定っていう事になるわけですよね。 いや ブラックユーモアですよねパヌルーに対するね。