日曜美術館「よみがえった国宝・名古屋城本丸御殿」

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この番組のまとめ

当初の姿に復元模写した障壁画。 障壁画の復元模写に取り組んできたのは加藤純子さんを中心とする日本画家たちのチームです。 戦前 城郭建築の国宝第一号に指定されながら2009年から 9年半の歳月をかけて復元された…本丸御殿は徳川家康の九男 尾張藩主の徳川義直の住まいであり藩の政務を行う建物でした。 だから最初はこう威圧されるけど虎の表情見てると優しいから実は こう やっぱり本当に当時の姿をこう 復元したっていう。 飾金具の復元には 名古屋などの金具職人が挑みました。

上洛殿の豪華さを際立たせているのが部屋を取り囲むように並ぶ彫刻欄間です。 江戸時代から彫刻の里として知られる…彫刻欄間に挑んだのはその井波彫刻師たちでした。 上洛殿の彫刻欄間は井波で彫り上げられたあと京都で彩色されました。 彫刻欄間の傑作が現代の彫刻師たちによってよみがえったのです。 明治時代には一時皇室の離宮になりましたが昭和5年 名古屋市に下げ渡され天守閣や本丸御殿などが城郭として国宝第一号に指定されました。

伝統的な狩野派の図様構成を探幽は一変した というふうに当時から評価されてたと思いますね。 探幽の特徴である余白の美は探幽の祖父にあたる狩野永徳の花鳥図。 一番太い幹は画面の外に出てしまう という事で彼の場合には外に幹をのばす事によって巨大なもの それから生命感あふれるばかりの生命感といったようなものを表現しようと。 やはり長い年月の間に古い 古色も付いてくるしなんとかして そこに迫れないだろうかっていうのがまあ復元模写なんだと思います。 描かれた当初の鮮やかさをよみがえらせる 復元模写。