アンダーソンは準々決勝でディフェンディングチャンピオン第1シードのフェデラー2セットダウンマッチポイントを握られた場面からの逆転。 準決勝ではウィンブルドン史上2番目に長い6時間36分の激闘を経てこの決勝戦です。 一方のジョコビッチも準々決勝は錦織との4セットの熱戦。 坂井なんといっても準決勝のファイナルセット26対24この激闘を制しましたけれどもとにかくメンタルの強さが光っています。 中村ファイナルセットだけで3時間近く戦いました。
一方のジョコビッチのデータいかがですか?坂井ジョコビッチは非常にサービスが勝負どころでいいので今の数字を見ても平均的に見えるんですけれども勝負どころのプレーであったり先に攻めていく非常に早い展開ができています。 ジョコビッチの印象いかがでしたか?坂井非常にフィットしている体が今、状態はすばらしくいいんじゃないかなという印象を受けました。 坂井今大会、非常にミスの少ないダブルフォルトでオープニングゲームジョコビッチ、ブレークしました。 坂井ジョコビッチもセカンドサービスも配球が非常にいいですよね。
ジョコビッチが右の肘に異常を覚えたのがちょうど1年前のウィンブルドン。 オープニングゲームでアンダーソンのサーブをジョコビッチ、ブレーク。 中村去年一度グランドスラム全米オープンの決勝四大大会の決勝初めて経験しているウィンブルドンは初めて。 またジョコビッチブレークしました。 坂井アンダーソンとしてはサービスをキープして相手にプレッシャーをかけていくのがゲームプランになってきますのでこの決勝戦もジョコビッチはいかにアンダーソンのサービスをブレークするか。
第1セットは5‐1とジョコビッチ大きくリードです。 ジョコビッチのサービスも平均してもファーストサービス200キロを超えるようなサーブではないんですけどね。 坂井やはり、ジョコビッチはスピードがない分配球ですよね。 ジョコビッチのサービング・フォー・ザ・ファーストセットです。 ジョコビッチのファーストサービスの確率は69%。 坂井ジョコビッチのディフェンスが非常にいいですね。 第1セットは6‐2でノバク・ジョコビッチが取りました。
ジョコビッチは、きょうはファーストサービスが入ったときのポイントの確率83。 40‐0から3ポイントジョコビッチ返してデュース。 坂井今のラリーはジョコビッチがうまくスライスを入れながらペースを変えてきたんですけどアンダーソンうまく対応しましたね。 ジョコビッチのヒットポイントのアベレージをご覧いただいています。
坂井今大会の中でも15‐40など坂井ジョコビッチはすばらしい試合運びですね。 今大会、ナダルも非常にスライスをうまく使ってドロップショットなども使いながら相手のペースを崩すそういった戦略を作ってますけどジョコビッチもスピンとスライスをうまく使いながら相手を揺さぶっているそういったことですよね。 坂井アンダーソンが先ほどから浅いボールのミスがありますけれどもああいったところもジョコビッチのスライスというのがきいているそういった結果だと思います。
もう一つ、アンダーソンとして考えたいのは第3セット以降にどうつなげていくかということになりますのでやはり、次のジョコビッチのサービスに対してまた違うアプローチというか今のところブロックリターンというのをそこまで入れてないですけど少しペースを変えていくとかですねどうしてもなってしまってますので早い仕掛け、今大会でうまくいっているそういった展開にきょうは各界の著名人が来ています。
守ったり攻めたりというのを中村坂井さんからはストローク戦だけではなく少しほかのアイデアも出していったほうがいいのではという話がありましたがそういうプレーの選択肢別のものを選択していく部分はいかがですか?坂井ジョコビッチ相手にはストロークで長いラリーが多くなってしまうとジョコビッチにいいリズムで気持ちよく打たせてしまいますのでやはり、ネットプレーを混ぜたりスライスショットを混ぜたりサービスのフリーポイントストロークでリズムをつかませないという展開が必ず必要になってきますのでそういったペースをアンダーソン作り
坂井今、ジョコビッチ予測が外れましたけども少しポジションを張ってですね予測をしながらプレッシャーかけようとしています。 坂井ジョコビッチのサービスは特に今、セカンドサービスも非常に精度がいいですからアンダーソンとしては隙を逃さないというところだと思うんですけどもやはり、今は先に自分のサービスをキープできていますので第1セットや第2セットは先にブレークされたという前提がありましたので逆にリターンゲームチャンスは第1セットや第2セットより出てくると思うんですね。
今のボレーはどうだったんでしょうか?坂井珍しくサーブ&ボレーをしたんですけれどもちょっとだけうまくジョコビッチが浅いところそして、低いところを狙ってきている結果難しいボレーになりました。 坂井ジョコビッチがベースラインから下がらない対応中村いいストロークを打てていても先にフォアのネットというのが多くなっています。
中村ただ、ジョコビッチも第3セットになってからはサービスゲームで1ポイントも与えてないんですよね。 坂井うまくそこはジョコビッチの中では今、うまく進めてますので何か最初のポイントを取るとか序盤でプレッシャーをかけていきたいところですよね。 セットカウント、2対0ジョコビッチ、リード。 ジョコビッチきょうポイント獲得率76%あります。
この試合、ジョコビッチはこれが2つ目のダブルフォルトです。 中村このゲームは3本、ダブルフォルトが出ているジョコビッチ。 坂井アンダーソンがフォアハンドのリターンうまく対応してきてますのでジョコビッチが少しプレッシャーかかってダブルフォルトが出たんですよね。 坂井ジョコビッチが一番リズムが作りにくい展開になってますのでアンダーソンのサービスのフリーポイントであったりリターンからの攻撃こういったものがジョコビッチのミスをさそってますよね。
中村ようやくジョコビッチにアドバンテージがきました。 セルビアノバク・ジョコビッチウィンブルドン3年ぶり4回目の優勝!1年前、このウィンブルドンで右肘に異常を訴えました。 坂井非常にアンダーソンも第3セット以降いいプレーしてジョコビッチもダブルフォルトがあったり非常に苦しい展開ありましたけど勝負どころで、またサービスから、そしてストロークジョコビッチのすばらしいプレーが出ました。 坂井当然ジョコビッチとしては久しぶりのグランドスラム優勝がありましたので緊張もしたと思うんですよね。
ケント公からスターリングシルバーのトロフィーが渡されました。 グランドスラムの優勝は13回目。 あと1ポイント、2ポイントで4セット目に入るところでもう少しプレーできたらよかったですがノバク相手にプレーするのは難しいものです。 21時間、あなたがコートで過ごしたわけですけども体はどれくらい影響を受けましたか?1週間前はもっとフレッシュな状態でした。 中村南アフリカ勢としては1921年のブライアン・ノートンさん以来の決勝戦でした。 ここ2週間すばらしいヒッティングパートナーでした。