私たちの体の中を駆け巡るエクソソームは なんと…臓器同士は 膨大なやり取りを繰り返しているのです。 これまでの健康常識に大変革をもたらしつつあるエクソソーム研究。 ところが 心臓の中に潜むエクソソームの中にごく僅かですが 心臓の細胞を再生させるメッセージを持ったマイクロＲＮＡが含まれていました。 ここは「サイエンスＺＥＲＯ」という事で「人体」に 更にプラスアルファの情報を交えてお伝えしていきたいと思います。
落谷さんは がん細胞がエクソソームを巧みに利用し増殖している事を突き止めこの性質を治療に応用しようとしています。 じゃあ体が助けちゃってるんですか？更に がん細胞は 攻撃を仕掛けてくる免疫細胞にもエクソソームを放出していました。 ある抗体をがん細胞のエクソソームに目印として貼り付けます。 すると 免疫細胞ががん細胞のエクソソームを容易に見つけられるようになり食べ始めるという仕組みです。
がんっていうのは 本当にいろんな方法手術なのか 放射線なのか…エクソソームによって転移を抑える事によって付き合っていくっていう新しいがんとの向き合い方が生まれるかもしれないんですね。 研究では あらゆる世代の健康な男女のエクソソームを解析し体内のマイクロＲＮＡの数値をデータ化しようとしています。 すると エクソソームを事前に投与したＢのマウスの方がアルコール肝障害の指標となる酵素ＡＳＴの数値が低くなっていた事が分かったのです。